韓国語と日本語における聞き手敬語用法の30 年間の変化 : 韓国語の言いさしスタイルの使用拡大に焦点を当てて

李, 吉鎔; イ, キリョン

doi:https://doi.org/10.18910/73643

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タイトル	韓国語と日本語における聞き手敬語用法の30 年間の変化 : 韓国語の言いさしスタイルの使用拡大に焦点を当てて
タイトル	カンコクゴ　ト　ニホンゴ　ニ　オケル　キキテ　ケイゴ　ヨウホウ　ノ　30ネンカン　ノ　ヘンカ　カンコクゴ　ノ　イイサシ　スタイル　ノ　シヨウ　カクダイ　ニ　ショウテン　ヲ　アテテ
著者	著者名李, 吉鎔 ; イ, キリョン
キーワード等	聞き手敬語
	30年間の変化
	格式体
	言いさしスタイル
	社会的尊重意識
抄録	今からおよそ30 年前の、1987 年当時の韓国は元軍人が統治する国であった。権威的な上下関係が重視され、伝統的な儒教の価値観が社会を支配していた。その後、1992 年の軍事独裁政権の終焉と民主化の進行とともに、権威主義的な考え方は次第に薄れ、個人の人権が尊重される社会へと発展してきた。本研究ではこうした社会の変化が、ことばづかいにどのように反映されているか確認することを目的に、1987 年の「日本語と韓国語の聞き手に対する敬語用法の比較対照」（荻野他1990）の調査と同じものを2017 年に実施した。分析の結果、（1）韓国社会では依然として年齢差を重視し、年齢差で丁寧度が決まる度合いが高い、（2）しかし、家父長制の家族構造は崩れつつあり、また、たとえ相手が目下の人でも丁寧に待遇すべきである、といった「社会的尊重意識」が見られる、ということがわかった。韓国における聞き手敬語は、格式ばったスタイル（上称・下称）の使用減少および言いさしスタイル（略待丁寧形・略待普通形）の使用拡大という変化の中にあり、その変化は家族内から始まっていることが明らかになった。
出版者	大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
出版者	オオサカダイガクダイガクインブンガクケンキュウカシャカイゲンゴガクケンキュウシツ
収録物名	阪大社会言語学研究ノート
巻(号)	16
ページ	112-127
刊行年月	2019-07
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/73643
DOI	https://doi.org/10.18910/73643
NCID	AA11555159
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	阪大社会言語学研究ノート / 第16号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	阪大社会言語学研究ノート. 2019, 16, p. 112-127
DC.title	韓国語と日本語における聞き手敬語用法の30 年間の変化 : 韓国語の言いさしスタイルの使用拡大に焦点を当てて
DC.title	カンコクゴ　ト　ニホンゴ　ニ　オケル　キキテ　ケイゴ　ヨウホウ　ノ　30ネンカン　ノ　ヘンカ　カンコクゴ　ノ　イイサシ　スタイル　ノ　シヨウ　カクダイ　ニ　ショウテン　ヲ　アテテ
DC.creator	李, 吉鎔
DC.creator	イ, キリョン
DC.publisher	大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2019-07
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DC.identifier	10.18910/73643
DC.format	application/pdf
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citation_doi_detail	10.18910/73643
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