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2022-06-30
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https://doi.org/10.18910/7365
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aes13-123
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論文情報
タイトル
社会運動における多文化共生理念の展開 : アメラジアンスクールを事例として
別タイトル
Development of multiculturalism in a particular social movement : Case studies of the AmerAsian School in Okinawa
タイトル (ヨミ)
シャカイウンドウ ニオケル タブンカ キョウセイ リネン ノ テンカイ アメラジアン スクール ヲ ジレイ トシテ
著者
比嘉, 康則
比嘉, 康則
著者の別表記
Higa, Yasunori
著者 (ヨミ)
ヒガ, ヤスノリ
抄録
いわゆるニューカマーの増加・定住化の傾向に伴い,現在,既存の諸システムの問い直しが進められている.そして,その問い直しのなかで鍵概念のひとつとなっているのが,多文化共生である.しかし,多文化共生という理念は,既存の社会構造の再生産を支持するものにも転じうる.そこで本稿では,社会運動としてのアメラジアンスクールを事例として,多文化共生という理念がどのように展開し,政治的なコンテクストのうえでどのように受容されてきたかを分析し,多文化共生理念をめぐる複雑化する現状の読解を試みた.分析の結果明らかになったのは,まず,多文化共生理念はわが子を被害者に位置づけることを忌避する親の感情と親和的である可能性である.また,多文化共生理念は支配的な公共性に変化を与えるだけの影響力を現在のところ有していないことである.そのため,結果的に既存の社会構造の再生産に順接的に機能してしまう可能性があるが,しかし同時に,多文化共生理念を実践面でより豊饒化させよう「という人びとのつながりや創造性が,境界を超えるかたちで新たに生起している.
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
13
開始ページ
123
終了ページ
134
刊行年月
2008-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/7365
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/7365
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.13
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.13 P.123-P.134
DC.title
社会運動における多文化共生理念の展開 : アメラジアンスクールを事例として
DCTERMS.alternative
Development of multiculturalism in a particular social movement : Case studies of the AmerAsian School in Okinawa
DC.creator
比嘉, 康則
DC.creator
Higa, Yasunori
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2008-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/7365
DCTERMS.abstract
いわゆるニューカマーの増加・定住化の傾向に伴い,現在,既存の諸システムの問い直しが進められている.そして,その問い直しのなかで鍵概念のひとつとなっているのが,多文化共生である.しかし,多文化共生という理念は,既存の社会構造の再生産を支持するものにも転じうる.そこで本稿では,社会運動としてのアメラジアンスクールを事例として,多文化共生という理念がどのように展開し,政治的なコンテクストのうえでどのように受容されてきたかを分析し,多文化共生理念をめぐる複雑化する現状の読解を試みた.分析の結果明らかになったのは,まず,多文化共生理念はわが子を被害者に位置づけることを忌避する親の感情と親和的である可能性である.また,多文化共生理念は支配的な公共性に変化を与えるだけの影響力を現在のところ有していないことである.そのため,結果的に既存の社会構造の再生産に順接的に機能してしまう可能性があるが,しかし同時に,多文化共生理念を実践面でより豊饒化させよう「という人びとのつながりや創造性が,境界を超えるかたちで新たに生起している.
DC.identifier
info:doi/10.18910/7365
citation_title
社会運動における多文化共生理念の展開 : アメラジアンスクールを事例として
citation_author
比嘉, 康則
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
2008-03
citation_journal_title
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citation_issn
13419595
citation_public_url
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