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2021-02-25
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232
論文情報
タイトル
若年層関西方言話者のカジュアルスタイルにおける「ネ」の使用
別タイトル
The Use of the Particle ne in the Casual Style of Young Kansai Dialect Speakers
タイトル (ヨミ)
ジャクネン ソウ カンサイ ホウゲン ワシャ ノ カジュアル スタイル ニ オケル ネ ノ シヨウ
著者
高木, 千恵
高木, 千恵
著者の別表記
Takagi, Chie
キーワード等
間投詞
間投助詞
終助詞
認識の提示
ネ
抄録
本稿では1997 年に収録された関西の大学生のカジュアル談話を資料として談話に現れた「ネ」の使用実態を探った。関西方言のカジュアル談話では「ナ」の使用がデフォルトとなることが期待されるが、分析の結果、対象とした12 の談話のうち10 談話にネの用例がみられること、ただしネを多用する話者はわずかで、ネの使用率が10%に満たない話者が24名中15名に上ることがわかった。接続については、間投助詞のネではフィラー・とりたて助詞・接続詞を前接語とする例が半数以上を占め、終助詞のネでは副詞・断定辞・形容詞・接続助詞に接続する例が多くみられた。またネは「話し手の認識を聞き手に示す」という用法で用いられ、聞き手の反応を求める用法はほぼみられなかった。加えて、ナとの互換性のないネの用法も明らかとなり、これがカジュアルスタイルにおけるネの使用の一因であることが示唆された。ただしネを多用する話者の場合は、カジュアルスタイルにおける方言形と標準語形の併用という全体的な傾向の一環としてネの使用があるということを指摘した。
公開者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガグ ケンキュウカ ニホンゴガク コウザ
掲載誌名
阪大日本語研究
巻
32
開始ページ
1
終了ページ
24
刊行年月
2020-02
ISSN
09162135
NCID
AN10106606
URL
http://hdl.handle.net/11094/76116
言語
日本語
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第32号
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大日本語研究.32 P.1-P.24
DC.title
若年層関西方言話者のカジュアルスタイルにおける「ネ」の使用
DCTERMS.alternative
The Use of the Particle ne in the Casual Style of Young Kansai Dialect Speakers
DC.creator
高木, 千恵
DC.creator
Takagi, Chie
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2020-02
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/76116
DC.subject
間投詞
間投助詞
終助詞
認識の提示
ネ
DCTERMS.abstract
本稿では1997 年に収録された関西の大学生のカジュアル談話を資料として談話に現れた「ネ」の使用実態を探った。関西方言のカジュアル談話では「ナ」の使用がデフォルトとなることが期待されるが、分析の結果、対象とした12 の談話のうち10 談話にネの用例がみられること、ただしネを多用する話者はわずかで、ネの使用率が10%に満たない話者が24名中15名に上ることがわかった。接続については、間投助詞のネではフィラー・とりたて助詞・接続詞を前接語とする例が半数以上を占め、終助詞のネでは副詞・断定辞・形容詞・接続助詞に接続する例が多くみられた。またネは「話し手の認識を聞き手に示す」という用法で用いられ、聞き手の反応を求める用法はほぼみられなかった。加えて、ナとの互換性のないネの用法も明らかとなり、これがカジュアルスタイルにおけるネの使用の一因であることが示唆された。ただしネを多用する話者の場合は、カジュアルスタイルにおける方言形と標準語形の併用という全体的な傾向の一環としてネの使用があるということを指摘した。
citation_title
若年層関西方言話者のカジュアルスタイルにおける「ネ」の使用
citation_author
高木, 千恵
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大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
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日本語
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2020-02
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citation_keywords
間投詞
間投助詞
終助詞
認識の提示
ネ