ようこそ ゲスト さん
雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
このアイテムのアクセス数:
76
件
(
2021-03-05
03:57 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/7810
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/7810
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
aes05-139
pdf
790 KB
236
論文情報
タイトル
欠損データの分析がもたらす新たな知見 : 1995年SSM調査の学歴移動表分析を例として
別タイトル
The New Information Obtained by Missing Data Analyses - A Case of the Intergenerational Mobility in Education from 1995 SSM Survey -
タイトル (ヨミ)
ケッソンデータ ノ ブンセキ ガモタラス アラタナ チケン 1995ネン SSM チョウサ ノ ガクレキ イドウヒョウ ブンセキ ヲ レイトシテ
著者
保田, 時男
保田, 時男
著者の別表記
Yasuda, Tokio
著者 (ヨミ)
ヤスダ, トキオ
抄録
調査項目への無回答などにより発生する欠損データは、しばしば分析結果の歪曲や精度の低下といった問題の源として警戒される。しかし、欠損データを適切に分析すれば、その分析結果はむしろ豊富な情報を提供してくれ、データの新たな解釈の可能性を与えてくれる。本稿は、1995年SSM調査による学歴移動表の分析を例として、欠損データ分析の意義について解説している。本稿で用いたログリニア・モデルの応用による分析方法は、欠損データによるデータの偏りが「無視できない」場合を含めた幅広いモデルを対比するのに有効である。分析対象の学歴移動表は、父親の学歴から本人の学歴への世代間移動を検討しているものだが、父親の学歴についての無回答が多く存在する。この欠損データを分析した結果、新制教育を受けた年齢層の者が欠損率を高めているモデルと、父親の学歴が高い者が欠損率を高めているモデルという2つの可能性が明らかになった。この結果は父学歴無回答の原因に関する知見を与えてくれ、学歴移動表の解釈幅を拡大してくれる。特に後者のモデルの場合、学歴移動の開放性が従来よりも大きく見直されることになり、欠損データの分析により得られる情報の重要性が示されている。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
5
開始ページ
139
終了ページ
152
刊行年月
2000-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/7810
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/7810
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.5
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.5 P.139-P.152
DC.title
欠損データの分析がもたらす新たな知見 : 1995年SSM調査の学歴移動表分析を例として
DCTERMS.alternative
The New Information Obtained by Missing Data Analyses - A Case of the Intergenerational Mobility in Education from 1995 SSM Survey -
DC.creator
保田, 時男
DC.creator
Yasuda, Tokio
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2000-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/7810
DCTERMS.abstract
調査項目への無回答などにより発生する欠損データは、しばしば分析結果の歪曲や精度の低下といった問題の源として警戒される。しかし、欠損データを適切に分析すれば、その分析結果はむしろ豊富な情報を提供してくれ、データの新たな解釈の可能性を与えてくれる。本稿は、1995年SSM調査による学歴移動表の分析を例として、欠損データ分析の意義について解説している。本稿で用いたログリニア・モデルの応用による分析方法は、欠損データによるデータの偏りが「無視できない」場合を含めた幅広いモデルを対比するのに有効である。分析対象の学歴移動表は、父親の学歴から本人の学歴への世代間移動を検討しているものだが、父親の学歴についての無回答が多く存在する。この欠損データを分析した結果、新制教育を受けた年齢層の者が欠損率を高めているモデルと、父親の学歴が高い者が欠損率を高めているモデルという2つの可能性が明らかになった。この結果は父学歴無回答の原因に関する知見を与えてくれ、学歴移動表の解釈幅を拡大してくれる。特に後者のモデルの場合、学歴移動の開放性が従来よりも大きく見直されることになり、欠損データの分析により得られる情報の重要性が示されている。
DC.identifier
info:doi/10.18910/7810
citation_title
欠損データの分析がもたらす新たな知見 : 1995年SSM調査の学歴移動表分析を例として
citation_author
保田, 時男
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
2000-03
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
5
citation_firstpage
139
citation_lastpage
152
citation_issn
13419595
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/7810
citation_doi
info:doi/10.18910/7810