「公立小中学校における規模の経済性 : 費目別消費的支出額を用いた分析」

宮錦, 三樹; 赤井, 伸郎

OSIPP Discussion Paper, 2021, DP-2021-J-005, 1

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論文情報

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タイトル
「公立小中学校における規模の経済性 : 費目別消費的支出額を用いた分析」
(Economies of scale in public primary and junior high school education in : an empirical analysis focusing on expense categories)
コウリツ　ショウチュウ　ガッコウ　ニ　オケル　キボ　ノ　ケイザイセイ　ヒモクベツ　ショウヒテキ　シシュツガク　ヲ　モチイタ　ブンセキ
著者
NRID
1000070733517 1000070733517
著者名
宮錦, 三樹 ; Miyaki, Miki
NRID
1000050275301 1000050275301
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Scopus Author ID
6603545791 6603545791
著者名
赤井, 伸郎 ; Akai, Nobuo
キーワード等
規模の経済性
公立小中学校
費目別分析
抄録
本稿では，1980～2016年度の37カ年に亘る都道府県パネルデータを用いて，公立小中学校の児童生徒あたり消費的支出総額，人件費，教育活動費，管理費，補助活動費，所定支払金の各費目について規模の経済性の存在を検証した。費用関数推定の結果，消費的支出総額，人件費，管理費，補助活動費（小学校のみ），所定支払金について規模の経済性の存在が認められ，児童生徒数1%の減少による単位コストの増加率は人件費よりも管理費や所定支払金で，また小学校より中学校で相対的に大きいことが示唆された。規模の経済性は，児童生徒数の増減に附随して変化する学級規模の影響を制御した後でも認められ，少子化で児童が減るなかにあって，学級規模の維持や拡大は財政効率の向上という面に寄与しうることが示唆された。また，2001年度の義務標準法改正後，各都道府県では学級編成の弾力化が進んだことに伴い支出が増え，規模の経済性は大きくなる傾向にあることが分かった。
出版者
Osaka School of International Public Policy, Osaka University
収録物名
OSIPP Discussion Paper
巻(号)
DP-2021-J-005
ページ
1
刊行年月
2021-02-26
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/79423
関連情報 (references)
URI
http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/archives/DP/2021/DP2021J005.pdf
アクセス権
metadata only access
カテゴリ
ディスカッション／ワーキング・ペーパー DP/WP
OSIPP Discussion Paper