科学リテラシーの振興活動における「協働」の必要性についての検討

工藤, 充; 大橋, 理枝; 白根, 純人 他

Co＊Design, 2021, 10, 15-29

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cod_10_015 pdf なし 1.24 MB 368 2021.08.16  

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タイトル
科学リテラシーの振興活動における「協働」の必要性についての検討
カガク　リテラシー　ノ　シンコウ　カツドウ　ニ　オケル　キョウドウ　ノ　ヒツヨウセイ　ニ　ツイテ　ノ　ケントウ
著者
NRID
1000010775886 1000010775886
著者名
工藤, 充 ; クドウ, ミツル ; Kudo, Mitsuru
NRID
1000080337732 1000080337732
著者名
大橋, 理枝 ; オオハシ, リエ ; Ohashi, Rie
著者名
白根, 純人 ; シラネ, スミト ; Shirane, Sumito
NRID
1000070222130 1000070222130
著者名
千葉, 和義 ; チバ, カズヨシ ; Chiba, Kazuyoshi
NRID
1000080294180 1000080294180
著者名
奈良, 由美子 ; ナラ, ユミコ ; Nara, Yumiko
キーワード等
科学リテラシー
科学コミュニケーション
科学技術の智プロジェクト
science literacy
science communication
Science for All Japanese
抄録
本稿では、科学リテラシーの振興活動における、多様なアクターによる「協働」の必要性およびそのあり方についての検討を行う。第1節では、日本における科学リテラシー振興のための最も規模の大きな協働であった「科学技術の智」プロジェクトを振り返り、第2節以降は、今後の科学リテラシーの振興のためには、社会の様々なアクターによる協働がより一層必要であることを3つの関連する視点から論じる。まず第2節では、科学リテラシー振興活動の目指す社会と科学技術との間の関係性や、それを支える公共的な価値観について、協働で検討する必要性があることについて論じる。第3節では、個人やコミュニティ、社会といった様々な主体が相互補完的な形で科学リテラシー資源へのアクセスを支え合うような協働について論じる。第4節では、科学リテラシー振興活動の掲げる公共的な価値を実現するためには、仕組みや制度、システムを担う人たちと協働し、それらの整備と併せて科学リテラシーを考える必要があることについて論じる。そして最後に第5節では、前節までに述べた協働を推進するための具体的な活動の例について紹介する。
In this paper, the authors argue for the necessity of multi-actor collaboration in discussing and promoting science literacy in our society. First we look back at the Science for All Japanese project − the largest national project for presenting a grand picture of science literacy for the Japanese society − and highlight its nature as a large-scale multi-actor collaboration. We then examine the reasons for which such multi-actor collaboration is even more important today in discussing and promoting science literacy from three inter-related perspectives that include: openly deliberating on public values of science communication; sharing science literacy resources in/among individuals, communities and societies; and exercising science literacy to realise desired science-society relations. The paper concludes with some examples of activities from our previous and current projects on science literacy for putting the ideas presented in this paper into practice.
出版者
大阪大学COデザインセンター
収録物名
Co＊Design
巻(号)
10
ページ
15-29
刊行年月
2021-07-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/83304
DOI
https://doi.org/10.18910/83304
PISSN
24349348
eISSN
24349593
NCID
AA1278294X
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Co＊Design / no.10（2021-07）