『サバルタンは語ることができるか』を読み直すために : 共生のフィロソフィーの視点から

桂, 悠介; 檜垣, 立哉

doi:https://doi.org/10.18910/86425

『サバルタンは語ることができるか』を読み直すために : 共生のフィロソフィーの視点から

桂, 悠介; 檜垣, 立哉

共生学ジャーナル, 2022, 6, 23-57

アクセス数:517件（2025-05-03 11:44 集計）

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ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
ksgj_006_023	pdf	なし	1.07 MB	715	2022.03.09

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タイトル	『サバルタンは語ることができるか』を読み直すために : 共生のフィロソフィーの視点から
	For Re-reading "Can the Subaltern Speak?" : From the perspective of Kyosei philosophies
	サバルタン　ハ　カタル　コト　ガ　デキルカ　ヲ　ヨミナオス　タメ　ニ　キョウセイ　ノ　フィロソフィー　ノ　シテン　カラ
著者	著者名桂, 悠介 ; カツラ, ユウスケ ; Katsura, Yusuke
著者	NRID 1000070242071 1000070242071 researchmap permalink read0090797 read0090797 Scopus Author ID 57194136080 57194136080 著者名檜垣, 立哉 ; ヒガキ, タツヤ ; Higaki, Tatsuya
キーワード等	スピヴァク
	表象
	共生
	批判
	立場性
	Spivak
	Representation
	Kyosei
	Criticism
	Positionality
内容	論文
抄録	本論文では、ガヤトリ・C・スピヴァクの『サバルタンは語ることができるか』を、共生学という立場から読み直すための論点の一部を整理する。難解であることで知られる同書に対し、テクストに内在する問題と、その受容に伴う問題という二つの方向からアプローチする。まず、テクストにおける問題として、スピヴァクによるフーコー・ドゥルーズ批判をとりあげ、立場の違いが議論の対象の違いへと繋がっていること、哲学的な議論そのものとその受容のプロセスとは切り分けられるべきであることを指摘する。次いで、受容に伴う問題としてrepresentation の翻訳と表記に焦点を当てる。同書の読み直しにより、批判を受け止めることで思想的立場の違いが相補性となり得ること、研究者が自らの代表性（vertretung）を自覚した上で、表現（darstellung）することの重要性をはじめ、共生を論じるための様々な示唆が得られることを示す。
抄録	In this paper, we will discuss a few arguments for re-reading Gayatri C. Spivak’s “Can the Subaltern Speak?” from the standpoint of Kyosei studies (Critical Studies in Coexistence, Symbiosis, and Conviviality). First, we will discuss the relationship between the author’s position and the subject of research and point out that we should discuss the philosophical argument itself separately from the process of its reception. Next, we will focus on the translation and notation of “representation,” as this poses a problem with the paper’s reception.Through these discussions, we suggest that differences in ideological positions can become complementary by accepting criticism. We also show the importance of expression (darstellung) by researchers who are aware of their own representativeness (vertretung).
出版者	大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会
出版者	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカキョウセイガクジャーナルヘンシュウイインカイ
収録物名	共生学ジャーナル
巻(号)	6
ページ	23-57
刊行年月	2022-03
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/86425
DOI	https://doi.org/10.18910/86425
eISSN	24326755
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	共生学ジャーナル / 第6号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	共生学ジャーナル. 2022, 6, p. 23-57
DC.title	『サバルタンは語ることができるか』を読み直すために : 共生のフィロソフィーの視点から
	For Re-reading "Can the Subaltern Speak?" : From the perspective of Kyosei philosophies
	サバルタン　ハ　カタル　コト　ガ　デキルカ　ヲ　ヨミナオス　タメ　ニ　キョウセイ　ノ　フィロソフィー　ノ　シテン　カラ
DC.creator	桂, 悠介
	カツラ, ユウスケ
	Katsura, Yusuke
	檜垣, 立哉
	ヒガキ, タツヤ
	Higaki, Tatsuya
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会
DC.publisher	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカキョウセイガクジャーナルヘンシュウイインカイ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2022-03
DC.subject	スピヴァク
	表象
	共生
	批判
	立場性
	Spivak
	Representation
	Kyosei
	Criticism
	Positionality
DC.description	論文
DCTERMS.abstract	本論文では、ガヤトリ・C・スピヴァクの『サバルタンは語ることができるか』を、共生学という立場から読み直すための論点の一部を整理する。難解であることで知られる同書に対し、テクストに内在する問題と、その受容に伴う問題という二つの方向からアプローチする。まず、テクストにおける問題として、スピヴァクによるフーコー・ドゥルーズ批判をとりあげ、立場の違いが議論の対象の違いへと繋がっていること、哲学的な議論そのものとその受容のプロセスとは切り分けられるべきであることを指摘する。次いで、受容に伴う問題としてrepresentation の翻訳と表記に焦点を当てる。同書の読み直しにより、批判を受け止めることで思想的立場の違いが相補性となり得ること、研究者が自らの代表性（vertretung）を自覚した上で、表現（darstellung）することの重要性をはじめ、共生を論じるための様々な示唆が得られることを示す。
DCTERMS.abstract	In this paper, we will discuss a few arguments for re-reading Gayatri C. Spivak’s “Can the Subaltern Speak?” from the standpoint of Kyosei studies (Critical Studies in Coexistence, Symbiosis, and Conviviality). First, we will discuss the relationship between the author’s position and the subject of research and point out that we should discuss the philosophical argument itself separately from the process of its reception. Next, we will focus on the translation and notation of “representation,” as this poses a problem with the paper’s reception.Through these discussions, we suggest that differences in ideological positions can become complementary by accepting criticism. We also show the importance of expression (darstellung) by researchers who are aware of their own representativeness (vertretung).
DC.identifier	10.18910/86425
DC.format	86425
citation_title	『サバルタンは語ることができるか』を読み直すために : 共生のフィロソフィーの視点から
citation_author	桂, 悠介
citation_author	檜垣, 立哉
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citation_date	2022-03
citation_journal_title	共生学ジャーナル
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citation_firstpage	23
citation_lastpage	57
citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/86425
citation_doi_detail	10.18910/86425
citation_doi	https://doi.org/10.18910/86425

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