言語の扱い方を存在と経験と意味から再検討する : 機能しつつある志向性に注目して

西口, 光一

doi:https://doi.org/10.18910/86446

言語の扱い方を存在と経験と意味から再検討する : 機能しつつある志向性に注目して

西口, 光一

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集, 2022, 26, 31-39

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ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
MESE_26_031	pdf	なし	1.60 MB	302	2022.03.09

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タイトル	言語の扱い方を存在と経験と意味から再検討する : 機能しつつある志向性に注目して
	Rethinking the place of language in language education by reconsidering existence, experience and meaning: Through the perspective of functioning intentionality
	ゲンゴ　ノ　アツカイカタ　ヲ　ソンザイ　ト　ケイケン　ト　イミ　カラ　サイケントウ　スル　キノウ　シツツ　アル　シコウセイ　ニ　チュウモク　シテ
著者	NRID 1000050263330 1000050263330 著者名西口, 光一 ; ニシグチ, コウイチ ; Nishiguchi, Koichi
キーワード等	言語的リソース
	ことば
	経験
	機能しつつある志向性
	対話
内容	研究ノート
抄録	言語の上達には、言語活動従事に直截に関与する言語的リソースを養い備えるようになることが伴う。現象学では、一般に静態的なノエシス- ノエマ相関が論じられるが、フッサールの趣意に即した志向性分析では、むしろ絶えることなく意味契機を生み出し続ける機能しつつある志向性に注目して、意味を形成し、意味を作動させ、意味を変化させ続ける意識を捉えなければならないとフィンクは主張している。意識の機能と世界内存在による世界経験とその要に生じることばをそのように考えると、これまでの言語教育では、二次的な意味に依存した言語学習が常態になっていたことが明らかになる。意味契機を充溢させて本来の意味を活性化させながら言語的リソースを有効に養い備える活動を教室にもたらすことができるように教育を構想することは、言語教育を有効なものにするための必須の条件である。
出版者	大阪大学国際教育交流センター
	Center for International Education and Exchange, Osaka University
	オオサカ　ダイガク　コクサイ　キョウイク　コウリュウ　センター
収録物名	多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
収録物名	Journal of Multicultural Education and Student Exchange
巻(号)	26
ページ	31-39
刊行年月	2022-03-31
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/86446
DOI	https://doi.org/10.18910/86446
PISSN	13428128
NCID	AA11266479
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	多文化社会と留学生交流 / 第26号

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資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集. 2022, 26, p. 31-39
DC.title	言語の扱い方を存在と経験と意味から再検討する : 機能しつつある志向性に注目して
	Rethinking the place of language in language education by reconsidering existence, experience and meaning: Through the perspective of functioning intentionality
	ゲンゴ　ノ　アツカイカタ　ヲ　ソンザイ　ト　ケイケン　ト　イミ　カラ　サイケントウ　スル　キノウ　シツツ　アル　シコウセイ　ニ　チュウモク　シテ
DC.creator	西口, 光一
	ニシグチ, コウイチ
	Nishiguchi, Koichi
DC.publisher	大阪大学国際教育交流センター
	Center for International Education and Exchange, Osaka University
	オオサカ　ダイガク　コクサイ　キョウイク　コウリュウ　センター
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DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2022-03-31
DC.subject	言語的リソース
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	機能しつつある志向性
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DCTERMS.abstract	言語の上達には、言語活動従事に直截に関与する言語的リソースを養い備えるようになることが伴う。現象学では、一般に静態的なノエシス- ノエマ相関が論じられるが、フッサールの趣意に即した志向性分析では、むしろ絶えることなく意味契機を生み出し続ける機能しつつある志向性に注目して、意味を形成し、意味を作動させ、意味を変化させ続ける意識を捉えなければならないとフィンクは主張している。意識の機能と世界内存在による世界経験とその要に生じることばをそのように考えると、これまでの言語教育では、二次的な意味に依存した言語学習が常態になっていたことが明らかになる。意味契機を充溢させて本来の意味を活性化させながら言語的リソースを有効に養い備える活動を教室にもたらすことができるように教育を構想することは、言語教育を有効なものにするための必須の条件である。
DC.identifier	10.18910/86446
DC.format	86446
citation_title	言語の扱い方を存在と経験と意味から再検討する : 機能しつつある志向性に注目して
citation_author	西口, 光一
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citation_date	2022-03-31
citation_journal_title	多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
citation_volume	26
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citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/86446
citation_doi_detail	10.18910/86446
citation_doi	https://doi.org/10.18910/86446