フィリピンにおける地方自治体職員と住民・民間企業の関係 : 職員の能力に関する首長の意向は職員の行動に反映されるのか

西村, 謙一

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集, 2022, 26, 95-103

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MESE_26_095 pdf なし 1.58 MB 189 2022.03.09  

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タイトル
フィリピンにおける地方自治体職員と住民・民間企業の関係 : 職員の能力に関する首長の意向は職員の行動に反映されるのか
Relationship between local government staffs and residents / private companies in the Philippines: Is the mayor's aspiration on the capacities of the staffs reflected in the behavior of the staffs?
フィリピン　ニ　オケル　チホウジチタイ　ショクイン　ト　ジュウミン　ミンカン　キギョウ　ノ　カンケイ　ショクイン　ノ　ノウリョク　ニ　カンスル　シュチョウ　ノ　イコウ　ハ　ショクイン　ノ　コウドウ　ニ　ハンエイ　サレル　ノカ
著者
NRID
1000040237722 1000040237722
researchmap permalink
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著者名
西村, 謙一 ; ニシムラ, ケンイチ ; Nishimura, Kenichi
キーワード等
フィリピン
New Public Management（NPM）
住民組織
民間企業
NGO
地方自治体
計画開発調整官
内容
調査報告
抄録
本稿の目的は、フィリピンでNPM型の行政運営を行っている地方自治体において、首長が職員に求める能力として住民対応能力や透明性ある行政運営能力を重視している場合に、自治体の幹部職員である計画開発調整官が住民組織やNGO、民間企業との接触頻度を高めるのか否かを明らかにすることである。地方行政に対する首長の影響力が大きいフィリピンでは、自治体職員の態度や行動は首長の意向に大きく左右されることが予想される。近年、フィリピンでもNPM型の行政運営が広く導入されつつあり、住民や地元企業を顧客あるいはステークホルダーとしてとらえ、彼らへの対応やコミュニケーションを重視する首長も見られるようになった。彼らは、自治体職員に対して住民対応の強化や行政の透明性の向上を求めるようになってきている。そこで、このような首長の意向が地方自治体の幹部職員である計画開発調整官の態度や行動に反映されているのか否かについて、筆者がフィリピンで実施した大規模サーベイで得られたデータに基づいて検討する。分析の結果、首長の意向は計画開発調整官と民間企業の接触頻度に影響を与えているほか、自治体の財政力も影響を与えていることが明らかになった。
出版者
大阪大学国際教育交流センター
Center for International Education and Exchange, Osaka University
オオサカ　ダイガク　コクサイ　キョウイク　コウリュウ　センター
収録物名
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
Journal of Multicultural Education and Student Exchange
巻(号)
26
ページ
95-103
刊行年月
2022-03-31
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/86452
DOI
https://doi.org/10.18910/86452
PISSN
13428128
NCID
AA11266479
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
多文化社会と留学生交流 / 第26号