中国の大学の中国人日本語専攻教員が持つ卒業論文指導に関わる文章教育観 : 重点大学の教員9 名へのインタビュー調査から

村岡, 貴子; 阿部, 新; 中島, 祥子

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集, 2023, 27, 103-113

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タイトル
中国の大学の中国人日本語専攻教員が持つ卒業論文指導に関わる文章教育観 : 重点大学の教員9 名へのインタビュー調査から
Views Held by Chinese Faculty Members at Chinese Universities about Teaching Writing as a Part of Graduation Thesis Supervision : From Interviews with Nine Faculty Members at Key Universities
チュウゴク　ノ　ダイガク　ノ　チュウゴクジン　ニホンゴ　センコウ　キョウイン　ガ　モツ　ソツギョウ　ロンブン　シドウ　ニ　カカワル　ブンショウ　キョウイクカン　ジュウテン　ダイガク　ノ　キョウイン　9メイ　ノ インタビュー　チョウサ　カラ
著者
NRID
1000030243744 1000030243744
researchmap permalink
read0171050 read0171050
著者名
村岡, 貴子 ; ムラオカ, タカコ ; Muraoka, Takako
NRID
1000000526270 1000000526270
著者名
阿部, 新 ; アベ, シン ; Abe, Shin
NRID
1000080223147 1000080223147
著者名
中島, 祥子 ; ナカジマ, サチコ ; Nakajima, Sachiko
キーワード等
日本語専攻
中国人教員
卒業論文
文章教育観
内容
調査報告
Research Reports
抄録
本稿の目的は、中国の重点大学で日本語専攻を担当する日本語非母語話者である中国人教員9名が有する、卒業論文指導に関わる文章教育観を明らかにすることである。具体的には、半構造化インタビューにより、優れたレポート・論文に関する文章観や、4年間の学部における卒業論文に至るまでのライティング指導に関する文章教育観について知見を得た。その結果、専門分野の違いを問わず、どの教員も、卒業論文に対して、論理性、テーマ設定、問題意識や独創性等を重視し、4年間のライティング指導を含む教育実践で種々工夫がなされていることがわかった。同時に、4年間における学年の進行に応じた連続性のあるライティング指導の難しさの課題を指摘する回答もあった。また、大学によっては、学部2年次から参加可能な研究プロジェクトでの研究活動の経験や、大学院生のゼミへの出席が、論文執筆のルール習得や論文スキーマ形成に有用であるとの回答もあり、文章教育観が複数年度にわたって連続する有効な教育に支えられていることがわかった。
出版者
大阪大学国際教育交流センター
Center for International Education and Exchange, Osaka University
収録物名
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
Journal of Multicultural Education and Student Exchange
巻(号)
27
ページ
103-113
刊行年月
2023-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/90850
DOI
https://doi.org/10.18910/90850
PISSN
13428128
NCID
AA11266479
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
多文化社会と留学生交流 / 第27号