現代新聞における語結合の慣用化

石井, 正彦

阪大日本語研究, 2023, 35, 1-26

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hnk35_001 pdf なし 2.74 MB 320 2023.04.19  

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タイトル
現代新聞における語結合の慣用化
On the conventionalization of word-combinations in modern newspapers
ゲンダイ　シンブン　ニ　オケル　ゴケツゴウ　ノ　カンヨウカ
著者
NRID
1000010159676 1000010159676
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maish maish
著者名
石井, 正彦 ; イシイ, マサヒコ ; Ishii, Masahiko
キーワード等
語結合
連語
動詞句
単位性
慣用化
新聞コーパス
抄録
「複数の自立的な単語の自由な結びつき」としての「語結合」には、構文活動以前に存在する社会的・所与的な単位か、構文活動の中でのみ存在する個人的・創造的な単位かという「単位性」にかかわる問題がある。本稿はこの議論に歴史的な観点を導入し、個人的・創造的な語結合が慣用化して社会的・所与的な語結合に変化するという想定の下、新聞に現れる時事的な語結合の慣用化の過程とその要因を探った。『CD- 毎日新聞記事データ集』を資料に、「不良債権」動詞句、「デフレ」動詞句、「バブル」動詞句それぞれの慣用化の過程を調査して、同じ《現実》を表す語結合がどれほど作られるのか、それらがどのような過程を経て1 つの語結合に慣用化されるのか、その要因は何か、という視点から詳しい検討を行った。いずれの事例からも、《現実》を最も良く表す語結合を作り出そうという、慣用（＝専用）を目指した創造性の営みを確認することができた。
出版者
大阪大学大学院人文学研究科基盤日本語学講座
Foundational Japanese Linguistics Graduate School of Humanities, Osaka University
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
35
ページ
1-26
刊行年月
2023-02
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/91045
DOI
https://doi.org/10.18910/91045
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第35号