借用語における形態素脱落の通時的変化 : 英語からの借用語における屈折接辞 -ed の場合

眞野, 美穂

現代日本語研究, 2024, 15, 61-74

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タイトル
借用語における形態素脱落の通時的変化 : 英語からの借用語における屈折接辞 -ed の場合
Diachronic Change of the Morphological Reduction in Loanwords : The Case of the Inflectional Affix -ed in English Borrowings
シャクヨウゴ　ニ　オケル　ケイタイソ　ダツラク　ノ　ツウジテキ　ヘンカ　エイゴ　カラ　ノ　シャクヨウゴ　ニ　オケル　クッセツ　セツジ　ed　ノ　バアイ
著者
NRID
1000010419484 1000010419484
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著者名
眞野, 美穂 ; マノ, ミホ ; Mano, Miho
キーワード等
借用語
形態素脱落
英語
屈折接辞
通時的変化
抄録
本稿では，借用語の中でも大きな割合を占める，英語からの借用語における屈折接辞 -ed に着目し，借用語内での脱落の有無と使用がどのような関係にあり，通時的にどのような変化が生じているかを明らかにした。Irwin (2011)は，近年原語の形態素が保持される傾向にあることを指摘しているが，予備調査として行ったBCCWJの調査では十分なデータが得られず，課題も明らかとなったため，本調査として新聞と週刊誌を対象に，調査を行った。その結果，1990年代から2010年代の10年ごとの使用頻度を比較すると，2010年代で有意に形態素脱落のない，つまり原語の形態素を保持した形式の使用頻度が高くなっており，通時的な変化が見られることが明らかになった。
出版者
大阪大学大学院人文学研究科 基盤日本語学講座 現代日本語学研究室
Modern Japanese Linguistics Laboratory, Foundational Japanese Linguistics, Graduate School of Humanities, Osaka University
収録物名
現代日本語研究
Studies in the Modern Japanese Language
巻(号)
15
ページ
61-74
刊行年月
2024-03-20
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/98463
DOI
https://doi.org/10.18910/98463
NCID
AN10449125
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
現代日本語研究 / 第15号