生成空間としての学校建築に向けて : アレグザンダーの建築思想と東野高校の学校建築を通して

四方, 利明

大阪大学教育学年報, 2000, 5, 243-256

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固定URL: https://doi.org/10.18910/9914

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タイトル
生成空間としての学校建築に向けて : アレグザンダーの建築思想と東野高校の学校建築を通して
For School Architecture as Generative Spaces : From Christopher Alexander's Architectural Thought and the Architecture of Higashino High School
セイセイクウカン トシテノ ガッコウケンチク ニムケテ アレグザンダー ノ ケンチクシソウ ト ヒガシノコウコウ ノ ガッコウケンチク ヲトオシテ
著者
NRID
1000090340489 1000090340489
著者名
四方, 利明 ; シカタ, トシアキ ; Shikata, Toshiaki
内容
研究ノート
抄録
これまでの学校建築に対する研究においては、学校建築から使用者への影響が措定されていた。それに対して本稿では、使用者が学校建築へはたらきかける可能性に着目し、教育的な意味づけを超えて生成されてくるものを考慮に入れ、そのことによって学校建築と使用者とのダイナミズムをとらえる視座を得ることを試みた。その手がかりとして、アレグザンダーの建築思想と、彼が手がけた東野高校の学校建築に焦点を当てた。アレグザンダーの建築思想には、建築家が「完成物」を作って、そこに使用者をはめ込むという発想がない。彼は、使用者も参加し、使用者が生活するなかでその時々の変化に対応しながら徐々に生成されてくるのが建築であると考えている。そのことによって諸要素が混在しクロスするセミラチス構造を生成しようとしている。このような彼の建築思想をふまえ、使用者がどのように建築を使って生活しているのか、どのようなものが当初のものから生成しているのかという観点から、サンルームと自動販売機に着目して、東野高校の学校建築を検討した。
出版者
大阪大学人間科学部教育学研究室
オオサカ ダイガク ニンゲン カガクブ キョウイクガク ケンキュウシツ
Department of Education, Faculty of Human Sciences, Osaka University
収録物名
大阪大学教育学年報
Annals of educational studies, Osaka University
巻(号)
5
ページ
243-256
刊行年月
2000-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/9914
DOI
https://doi.org/10.18910/9914
PISSN
13419595
NCID
AN1055404X
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.5