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江口(えぐち)

「江口」は、むかし西行法師が江口の遊女に、一夜の宿をことわられたときに歌った歌、「世の中を、厭ふまでこそ、難からめ、仮の宿りを、惜しむ君かな」や、江口の遊女は普賢菩薩の化身であるとする伝承をモチーフとして、迷い(執着)を捨てれば、実相(一切清浄の真実)に近づくとの仏教理論を説いた能。観阿弥作詞、世阿弥改作。