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翁(おきな)

「翁」は能役者の前身である猿楽の役者によって、能が成立する以前から演じられていた祝祷の芸で、能が成立してからも能役者によって演じられて現在に至った、歴史の長い、特異な芸能である。明治維新以前は能の上演には最初に「翁」が演じられるのが普通だったが、維新以降は正月の演能などでしか演じられなくなった。このデッサンも正月の金剛定期能の1月の初会の「翁」である。現在の「翁」は〔千歳(ぜんざい)〕〔翁〕〔三番叟(さんばそう)〕の3つのパートで構成されている。

演者 会名 上演年月日 場所 デッサン(枚数)
金剛巌 (金剛定期能) 昭和11・1 金剛能楽堂 画像を閲覧する(14)
金剛巌初世 金剛定期能 昭和23・1・18 金剛能楽堂 画像を閲覧する(20)
(不明) (不明) (不明) (不明) 画像を閲覧する(8)

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