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2022-08-10
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論文情報
タイトル
Storytellers in the Tourist Setting : The Construction of Language and self in Contemporary Rural Japan
別タイトル
昔話の言語表現の語り手のアイデンティティ : 岩手県遠野の観光の現場から
タイトル (ヨミ)
ムカシバナシ ノ ゲンゴ ヒョウゲン ト カタリテ ノ アイディンティティ イワテケン トオノ ノ カンコウ ノ ゲンバ カラ
著者
川森, 博司
川森, 博司
著者の別表記
Kawamori, Hiroshi
著者 (ヨミ)
カワモリ, ヒロシ
キーワード等
folktale
storyteller
tourism
dialect
identity
昔話
語り手
観光
方言
アイデンティティ
抄録
柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県の遠野は、昔話の伝承が今も生き続けているというノスタルジックなイメージによって、都会から多くの観光客を集めている。この観光客が期待するイメ-ジにもとづいて、「とおの昔話村」という観光施設の一角に「語りベホ-ル」という場所がつくられ、地元の女性の語り手が観光客にこの地域に伝承される昔話を語るようになった。しかし、これらの昔話の伝承を支えていた状況は、高度経済成長にともなって根底的に変化し、昔話を語る言語も、すでにこの地域の日常生活で使われるものではなくなっている。したがって、語り手たちは、観光客に昔話を語るために、意識的に自分の昔話の言語をつくり上げなければならないのである。本稿では、観光の場におけるこのような昔話の言語の再構成の過程を分析し、語り手たちが、耳に残る伝統的な方言を媒介にして自分の伝承の根につながりながら、観光という状況のなかに、支配的なイメージに抵抗して新たなアイデンティティをつくり上げていく道筋を見出していることを指摘する。
公開者
大阪大学文学部日本語学講座
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ブンガクブ ニホンゴガク コウザ
掲載誌名
阪大日本語研究
巻
11
開始ページ
81
終了ページ
89
刊行年月
1999-03
ISSN
09162135
NCID
AN10106606
URL
http://hdl.handle.net/11094/10269
言語
日本語
英語
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第11号
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大日本語研究.11 P.81-P.89
DC.title
Storytellers in the Tourist Setting : The Construction of Language and self in Contemporary Rural Japan
DCTERMS.alternative
昔話の言語表現の語り手のアイデンティティ : 岩手県遠野の観光の現場から
DC.creator
川森, 博司
DC.creator
Kawamori, Hiroshi
DC.publisher
大阪大学文学部日本語学講座
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
英語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1999-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/10269
DC.subject
folktale
storyteller
tourism
dialect
identity
昔話
語り手
観光
方言
アイデンティティ
DCTERMS.abstract
柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県の遠野は、昔話の伝承が今も生き続けているというノスタルジックなイメージによって、都会から多くの観光客を集めている。この観光客が期待するイメ-ジにもとづいて、「とおの昔話村」という観光施設の一角に「語りベホ-ル」という場所がつくられ、地元の女性の語り手が観光客にこの地域に伝承される昔話を語るようになった。しかし、これらの昔話の伝承を支えていた状況は、高度経済成長にともなって根底的に変化し、昔話を語る言語も、すでにこの地域の日常生活で使われるものではなくなっている。したがって、語り手たちは、観光客に昔話を語るために、意識的に自分の昔話の言語をつくり上げなければならないのである。本稿では、観光の場におけるこのような昔話の言語の再構成の過程を分析し、語り手たちが、耳に残る伝統的な方言を媒介にして自分の伝承の根につながりながら、観光という状況のなかに、支配的なイメージに抵抗して新たなアイデンティティをつくり上げていく道筋を見出していることを指摘する。
citation_title
Storytellers in the Tourist Setting : The Construction of Language and self in Contemporary Rural Japan
citation_author
川森, 博司
citation_publisher
大阪大学文学部日本語学講座
citation_language
日本語
英語
citation_date
1999-03
citation_journal_title
阪大日本語研究
citation_volume
11
citation_firstpage
81
citation_lastpage
89
citation_issn
09162135
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/10269
citation_keywords
folktale
storyteller
tourism
dialect
identity
昔話
語り手
観光
方言
アイデンティティ