雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
リポジトリ登録支援システム
附属図書館
このアイテムのアクセス数:
634
件
(
2022-08-08
20:27 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/11597
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/11597
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
aes16-147
pdf
1.44 MB
1,322
論文情報
タイトル
総合選抜制度が進学アスピレーションと文化資本の関係に及ぼす影響 : ログリニア・モデルを用いた二次分析
別タイトル
The influence of high school entrance systems on the association between cultural capitals and aspirations for higher education advancements : a second analysis using log-linear model
タイトル (ヨミ)
ソウゴウ センバツ セイド ガ シンガク アスピレーション ト ブンカ シホン ノ カンケイ ニオヨボス エイキョウ ログリニア モデル オ モチイタ ニジ ブンセキ
著者
新谷, 龍太朗
新谷, 龍太朗
著者の別表記
Shintani, Ryutaro
著者 (ヨミ)
シンタニ, リュウタロウ
抄録
本稿は、格差是正の制度として導入された総合選抜制度を学力・学習意欲格差の文脈から捉えなおし、特に進学アスピレーションと文化資本の関係からその影響をログリニア・モデルを用いて検証する。用いるのは中澤(2008)「進学アスピレーションに対するトラッキングと入試制度の影響」(東洋大学社会学部紀要 第46- 2 号)のデータであり、本稿は同データをSSJDAより使用の許可を受けた二次分析の位置づけとなる。中澤はログリニアモデルを用いた分析を行い、総合選抜制度のもとでは進学アスピレーションと中3 時成績の関連が比較的弱まることを示し、総合選抜制度には生徒のやる気を維持し中3 時の成績を越える進学成果を生む可能性があることを指摘した。本稿では、この結果を家庭階層の観点から再考し、中3 時成績に代えて文化資本を変数として同様のログリニアモデルによる分析を行い、文化資本と進学アスピレーションの関連が中澤の分析同様に弱まるのかを検証した。その結果、文化資本として用いた指標に限界はあるが、総合選抜制度のもとでは進学アスピレーションと文化資本の関連が強まり、むしろ文化資本による進学意欲格差が生まれる可能性を指摘した。また、特に文化資本の中間層において進学意欲が低下する傾向にあることを示した。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
16
開始ページ
147
終了ページ
161
刊行年月
2011-03-31
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/11597
言語
日本語
英語
DOI
info:doi/10.18910/11597
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.16
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.16 P.147-P.161
DC.title
総合選抜制度が進学アスピレーションと文化資本の関係に及ぼす影響 : ログリニア・モデルを用いた二次分析
DCTERMS.alternative
The influence of high school entrance systems on the association between cultural capitals and aspirations for higher education advancements : a second analysis using log-linear model
DC.creator
新谷, 龍太朗
DC.creator
Shintani, Ryutaro
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
英語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2011-03-31
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/11597
DCTERMS.abstract
本稿は、格差是正の制度として導入された総合選抜制度を学力・学習意欲格差の文脈から捉えなおし、特に進学アスピレーションと文化資本の関係からその影響をログリニア・モデルを用いて検証する。用いるのは中澤(2008)「進学アスピレーションに対するトラッキングと入試制度の影響」(東洋大学社会学部紀要 第46- 2 号)のデータであり、本稿は同データをSSJDAより使用の許可を受けた二次分析の位置づけとなる。中澤はログリニアモデルを用いた分析を行い、総合選抜制度のもとでは進学アスピレーションと中3 時成績の関連が比較的弱まることを示し、総合選抜制度には生徒のやる気を維持し中3 時の成績を越える進学成果を生む可能性があることを指摘した。本稿では、この結果を家庭階層の観点から再考し、中3 時成績に代えて文化資本を変数として同様のログリニアモデルによる分析を行い、文化資本と進学アスピレーションの関連が中澤の分析同様に弱まるのかを検証した。その結果、文化資本として用いた指標に限界はあるが、総合選抜制度のもとでは進学アスピレーションと文化資本の関連が強まり、むしろ文化資本による進学意欲格差が生まれる可能性を指摘した。また、特に文化資本の中間層において進学意欲が低下する傾向にあることを示した。
DC.identifier
info:doi/10.18910/11597
citation_title
総合選抜制度が進学アスピレーションと文化資本の関係に及ぼす影響 : ログリニア・モデルを用いた二次分析
citation_author
新谷, 龍太朗
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
英語
citation_date
2011-03-31
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
16
citation_firstpage
147
citation_lastpage
161
citation_issn
13419595
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/11597
citation_doi
info:doi/10.18910/11597