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2022-08-18
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https://doi.org/10.18910/12085
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aes01-187
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論文情報
タイトル
在日韓国・朝鮮人における地域社会と民族的アイデンティティ : 点在地域の子どものアイデンティティ状況を中心として
別タイトル
A Study of Ethnic Identity Formation : Diversity among Japanese Koreans
タイトル (ヨミ)
ザイニチ カンコク チョウセンジン ニオケル チイキシャカイ ト ミンゾクテキ アイデンティティ テンザイ チイキ ノ コドモ ノ アイデンティティ ジョウキョウ ヲ チュウシン トシテ
著者
金, 泰泳
金, 泰泳
著者の別表記
Kim, Taeyong
著者 (ヨミ)
キム, テヨン
抄録
在日韓国・朝鮮人の紹介は、主として民族的異質性が顕在化している集住地域・エスニック・コミュニティに焦点が当てられてきた。しかし在日韓国・朝鮮入の多くは日本社会に点在する形で生活をしている。そして彼らは民族性を表明することなく、潜在的な存在であるために状況が把握しがたく、顧みられることが少なかった。本稿では筆者の住み込み調査、参与観察、また外国人教育研究機関が行った調査データの分析による集住地域との比較をとおして、「点在地域」の在日韓国・朝鮮人の子どもたちのアイデンティティ状況に焦点を当て、その特質を明らかにすることを試みたものである。その結果彼らのアイデンティティは、日本社会への「同化」といった形で一元的には説明づけることのできない、多様な形相を示すものであり、「非自明性」「マージナル・マン性」の不安定さと可能性をあわせ持っものであると考えられる。従来、在日韓国・朝鮮人の民族的アイデンティティは、「共通の祖先」「同一文化」といった、いわば原初的特性に基づく定義が前提にされてきたが、今後、点在地域に顕著に見られるような、「非自明性」あるいは「マージナル・マン性」に着目し、積極的な意義づけを行っていくことが必要であると考えられる。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
1
開始ページ
187
終了ページ
199
刊行年月
1996-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/12085
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/12085
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.1
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.1 P.187-P.199
DC.title
在日韓国・朝鮮人における地域社会と民族的アイデンティティ : 点在地域の子どものアイデンティティ状況を中心として
DCTERMS.alternative
A Study of Ethnic Identity Formation : Diversity among Japanese Koreans
DC.creator
金, 泰泳
DC.creator
Kim, Taeyong
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1996-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/12085
DCTERMS.abstract
在日韓国・朝鮮人の紹介は、主として民族的異質性が顕在化している集住地域・エスニック・コミュニティに焦点が当てられてきた。しかし在日韓国・朝鮮入の多くは日本社会に点在する形で生活をしている。そして彼らは民族性を表明することなく、潜在的な存在であるために状況が把握しがたく、顧みられることが少なかった。本稿では筆者の住み込み調査、参与観察、また外国人教育研究機関が行った調査データの分析による集住地域との比較をとおして、「点在地域」の在日韓国・朝鮮人の子どもたちのアイデンティティ状況に焦点を当て、その特質を明らかにすることを試みたものである。その結果彼らのアイデンティティは、日本社会への「同化」といった形で一元的には説明づけることのできない、多様な形相を示すものであり、「非自明性」「マージナル・マン性」の不安定さと可能性をあわせ持っものであると考えられる。従来、在日韓国・朝鮮人の民族的アイデンティティは、「共通の祖先」「同一文化」といった、いわば原初的特性に基づく定義が前提にされてきたが、今後、点在地域に顕著に見られるような、「非自明性」あるいは「マージナル・マン性」に着目し、積極的な意義づけを行っていくことが必要であると考えられる。
DC.identifier
info:doi/10.18910/12085
citation_title
在日韓国・朝鮮人における地域社会と民族的アイデンティティ : 点在地域の子どものアイデンティティ状況を中心として
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金, 泰泳
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大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
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citation_issn
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citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/12085
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