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2022-08-08
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https://doi.org/10.18910/12516
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aes01-097
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論文情報
タイトル
誰が高等教育をうけたか:文部省数学局『学生生徒生活調査』の再分析
別タイトル
Whose Children Went to University and College ?
タイトル (ヨミ)
ダレガ コウチョウキョウイク ヲ ウケタカ モンブショウ スウガクキョク ガクセイ セイト セイカツチョウサ ノ サイブンセキ
著者
菊池, 城司
菊池, 城司
著者の別表記
Kikuchi, Jyoji
著者 (ヨミ)
キクチ, ジョウジ
抄録
文部省教学局『学生生徒生活調査』上・下(昭和13年11月調査)は、戦前期の学生生活に関する最も網羅的で詳細なデータである。この調査の中心は官公立高等教育機関であり、そこでは全学校、全学生生徒が調査されており、在籍生徒にしめる申告学生生徒の比率(回収率)もかなり高く、ほとんどの学校では90%を越えていた。私立学校にっいては、高校のみ全学校(4校)全生徒を対象としたが、私立大学5校、私立専門学校3校だけに限られていた。私立の高等教育機関が一部分しか調査されていないという問題はあるが、全体で128校、63028名という大規模な調査であった。この貴重なデータの再分析によれば、わが国の高等教育機関在学者の「自家の職業」構成の特徴は、仏教系の私立大学のような例外を除いて、ある特定の職業の子弟が独占していたのではなく、それぞれの高等教育機関にはさまざまな職業の子弟が混合して在学していたことである。官学・帝国大学の学生も、私学・専門学校その他の高等教育機関の学生も、社会的出自に関してはかなり類似していた。学校のタイプによって学生の社会的構成の差異がある程度存在するとしても、彼らはほとんど同じ社会的基盤からリクルートされていたとみることができる。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
1
開始ページ
97
終了ページ
115
刊行年月
1996-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/12516
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/12516
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.1
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.1 P.97-P.115
DC.title
誰が高等教育をうけたか:文部省数学局『学生生徒生活調査』の再分析
DCTERMS.alternative
Whose Children Went to University and College ?
DC.creator
菊池, 城司
DC.creator
Kikuchi, Jyoji
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1996-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/12516
DCTERMS.abstract
文部省教学局『学生生徒生活調査』上・下(昭和13年11月調査)は、戦前期の学生生活に関する最も網羅的で詳細なデータである。この調査の中心は官公立高等教育機関であり、そこでは全学校、全学生生徒が調査されており、在籍生徒にしめる申告学生生徒の比率(回収率)もかなり高く、ほとんどの学校では90%を越えていた。私立学校にっいては、高校のみ全学校(4校)全生徒を対象としたが、私立大学5校、私立専門学校3校だけに限られていた。私立の高等教育機関が一部分しか調査されていないという問題はあるが、全体で128校、63028名という大規模な調査であった。この貴重なデータの再分析によれば、わが国の高等教育機関在学者の「自家の職業」構成の特徴は、仏教系の私立大学のような例外を除いて、ある特定の職業の子弟が独占していたのではなく、それぞれの高等教育機関にはさまざまな職業の子弟が混合して在学していたことである。官学・帝国大学の学生も、私学・専門学校その他の高等教育機関の学生も、社会的出自に関してはかなり類似していた。学校のタイプによって学生の社会的構成の差異がある程度存在するとしても、彼らはほとんど同じ社会的基盤からリクルートされていたとみることができる。
DC.identifier
info:doi/10.18910/12516
citation_title
誰が高等教育をうけたか:文部省数学局『学生生徒生活調査』の再分析
citation_author
菊池, 城司
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大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
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13419595
citation_public_url
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info:doi/10.18910/12516