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2021-03-06
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https://doi.org/10.18910/4636
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aes02-093
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402
論文情報
タイトル
女性エリートはなぜ少ないか : ある大企業の女性役職者の事例から
別タイトル
Why Elite Women Are Few ? : A Case Study of a Woman Executive in a Big Corporation
タイトル (ヨミ)
ジョセイエリート ハ ナゼ スクナイ カ アル ダイキギョウ ノ ジョセイ ヤクショクシャ ノ ジレイ カラ
著者
冠野, 文
冠野, 文
著者の別表記
Kanno, Fumi
著者 (ヨミ)
カンノ, フミ
抄録
女性がエリートポジションにきわめて少ないことはどの領域でも共通しているが、とりわけ女性の輩出が少ないのが大企業の上位役職者である。本稿では、大企業の上位役職者のキャリアを通して、大企業という場が女性の輩出とどう関連しているかを考察する。その際、当の組織においてエリートポジションへ到達する過程で必要となる資源を総称して「パワー」という概念で捉え、女性役職者のキャリア展開をパワーと関連させて分析を試みている。女性がエリートポジションにほとんど現われないのは、パワーから疎外されているからである。パワーへの経路を開く第一は機会であるが、大企業で行なわれてきたかなり厳格な性による差別処遇が女性の機会を見通しのないものとしている。このことから、女性の意欲や野心はしばしば冷却され、機会を得た少数の女性のみがパワーへの接近を許されている。とはいえ、機会とパワーとが相乗的にうみだす果実を女性が得るには困難がある。それが、とりわけ組織上層での圧倒的な女性の少なさ、つまり数のアンバランスが少数派である女性らにパワーを浪費させ、前進への活力を奪いがちだという問題である。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
2
開始ページ
93
終了ページ
106
刊行年月
1997-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/4636
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/4636
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.2
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.2 P.93-P.106
DC.title
女性エリートはなぜ少ないか : ある大企業の女性役職者の事例から
DCTERMS.alternative
Why Elite Women Are Few ? : A Case Study of a Woman Executive in a Big Corporation
DC.creator
冠野, 文
DC.creator
Kanno, Fumi
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1997-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/4636
DCTERMS.abstract
女性がエリートポジションにきわめて少ないことはどの領域でも共通しているが、とりわけ女性の輩出が少ないのが大企業の上位役職者である。本稿では、大企業の上位役職者のキャリアを通して、大企業という場が女性の輩出とどう関連しているかを考察する。その際、当の組織においてエリートポジションへ到達する過程で必要となる資源を総称して「パワー」という概念で捉え、女性役職者のキャリア展開をパワーと関連させて分析を試みている。女性がエリートポジションにほとんど現われないのは、パワーから疎外されているからである。パワーへの経路を開く第一は機会であるが、大企業で行なわれてきたかなり厳格な性による差別処遇が女性の機会を見通しのないものとしている。このことから、女性の意欲や野心はしばしば冷却され、機会を得た少数の女性のみがパワーへの接近を許されている。とはいえ、機会とパワーとが相乗的にうみだす果実を女性が得るには困難がある。それが、とりわけ組織上層での圧倒的な女性の少なさ、つまり数のアンバランスが少数派である女性らにパワーを浪費させ、前進への活力を奪いがちだという問題である。
DC.identifier
info:doi/10.18910/4636
citation_title
女性エリートはなぜ少ないか : ある大企業の女性役職者の事例から
citation_author
冠野, 文
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1997-03
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