ようこそ ゲスト さん
雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
このアイテムのアクセス数:
352
件
(
2021-01-21
21:49 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/5018
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/5018
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
aes12-027
pdf
1.05 MB
1,999
論文情報
タイトル
グラウンデッドセオリーと現象学的記述の位相についての一考察
別タイトル
A Study of Grounded Theory and the Phase of Phenomenological Description
タイトル (ヨミ)
グラウンデッドセオリー ト ゲンショウガク テキ キジュツ ノ イソウ ニツイテノ イチコウサツ
著者
梁, 誠祟
梁, 誠祟
著者の別表記
Yang, Masataka
著者 (ヨミ)
ヤン, マサタカ
抄録
本研究は,質的研究法の代表的な方法論のユつであるグラウンデッドセオリーについて批判的検討を行うものである.グラウンデッドセオリーは,誇大理論を相対化し,非理論的性格から出発した方法論としてその適用範囲を広げることができた一方で,方法論としての評価基準を確立していくために,分析技法としては実証主義的性格を帯びるようになった.そのために現象への介入やデータ収集において認識論的課題を残す結果となり,さらに公理論の志向性によって現象の記述性が損なわれる可能性をもつようになった.そこで,近年注目されている社会構成主義的グラウンデッドセオリーや臨床におけるナラティヴ・アプローチの視座を通じて,現象学的記述によるグラウンデッドセオリーの生成可能性を検討した.その結果,現象学的記述が理論との解釈学的循環として布置され,理論の転移可能性に貢献すること,また1つの方法論を認識論的次元から解釈することによっても相互反射的に臨床心理学的研究の実践そのものへの解釈学的循環が生起することが示唆された.
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
12
開始ページ
27
終了ページ
40
刊行年月
2007-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/5018
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/5018
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.12
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.12 P.27-P.40
DC.title
グラウンデッドセオリーと現象学的記述の位相についての一考察
DCTERMS.alternative
A Study of Grounded Theory and the Phase of Phenomenological Description
DC.creator
梁, 誠祟
DC.creator
Yang, Masataka
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2007-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/5018
DCTERMS.abstract
本研究は,質的研究法の代表的な方法論のユつであるグラウンデッドセオリーについて批判的検討を行うものである.グラウンデッドセオリーは,誇大理論を相対化し,非理論的性格から出発した方法論としてその適用範囲を広げることができた一方で,方法論としての評価基準を確立していくために,分析技法としては実証主義的性格を帯びるようになった.そのために現象への介入やデータ収集において認識論的課題を残す結果となり,さらに公理論の志向性によって現象の記述性が損なわれる可能性をもつようになった.そこで,近年注目されている社会構成主義的グラウンデッドセオリーや臨床におけるナラティヴ・アプローチの視座を通じて,現象学的記述によるグラウンデッドセオリーの生成可能性を検討した.その結果,現象学的記述が理論との解釈学的循環として布置され,理論の転移可能性に貢献すること,また1つの方法論を認識論的次元から解釈することによっても相互反射的に臨床心理学的研究の実践そのものへの解釈学的循環が生起することが示唆された.
DC.identifier
info:doi/10.18910/5018
citation_title
グラウンデッドセオリーと現象学的記述の位相についての一考察
citation_author
梁, 誠祟
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
2007-03
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
12
citation_firstpage
27
citation_lastpage
40
citation_issn
13419595
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/5018
citation_doi
info:doi/10.18910/5018