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2021-03-07
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https://doi.org/10.18910/5974
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aes02-131
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論文情報
タイトル
ユートピア空間としての<家庭> : エレン・ケイ『児童の世紀』の再考察
別タイトル
> Home < as Utopia : Re-examination of Ellen Key's The Century of the Child
タイトル (ヨミ)
ユートピア クウカン トシテノ カテイ エレン ケイ ジドウノセイキ ノ サイコウサツ
著者
岡部, 美香
岡部, 美香
著者の別表記
Okabe, Mika
著者 (ヨミ)
オカベ, ミカ
抄録
近年、家庭における子ども虐待が、現代社会の病理現象の一つとして問題視されている。この問題に代表されるような家族の変容あるいは解体といった社会的動向のなかで、教育学の領域でも、これまで自然かつ自明のものとみなされていた家庭の教育機能について批判的に検討することが、焦眉の課題として認識されるようになってきた。ここでは、そうした再検討の試みの一つとして、エレン・ケイの『児童の世紀』に焦点を当てる。そこで展開されている彼女の教育論は、「非入間的な学校(あるいは産業社会)」に対する「人間的な家庭」という二項対立の図式を思考の枠組みとしている。このように学校や産業社会の対立項としてく家庭〉が構想される場合、それは利益社会の原理を徹底的に排除した、一種のユートピア空間として描かれることとなる。本稿では、そのようにユートピア化されたく家庭〉における家族関係の構造を、ケイの『児童の世紀』における記述に即して解明することを目的とする。そのなかで、ケイが描いた〈家庭〉のもつ特徴と問題点を考察し、家庭の教育機能について現代のレベルで問い直すための端緒を見いだしたい。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
2
開始ページ
131
終了ページ
141
刊行年月
1997-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/5974
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/5974
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.2
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.2 P.131-P.141
DC.title
ユートピア空間としての<家庭> : エレン・ケイ『児童の世紀』の再考察
DCTERMS.alternative
> Home < as Utopia : Re-examination of Ellen Key's The Century of the Child
DC.creator
岡部, 美香
DC.creator
Okabe, Mika
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1997-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/5974
DCTERMS.abstract
近年、家庭における子ども虐待が、現代社会の病理現象の一つとして問題視されている。この問題に代表されるような家族の変容あるいは解体といった社会的動向のなかで、教育学の領域でも、これまで自然かつ自明のものとみなされていた家庭の教育機能について批判的に検討することが、焦眉の課題として認識されるようになってきた。ここでは、そうした再検討の試みの一つとして、エレン・ケイの『児童の世紀』に焦点を当てる。そこで展開されている彼女の教育論は、「非入間的な学校(あるいは産業社会)」に対する「人間的な家庭」という二項対立の図式を思考の枠組みとしている。このように学校や産業社会の対立項としてく家庭〉が構想される場合、それは利益社会の原理を徹底的に排除した、一種のユートピア空間として描かれることとなる。本稿では、そのようにユートピア化されたく家庭〉における家族関係の構造を、ケイの『児童の世紀』における記述に即して解明することを目的とする。そのなかで、ケイが描いた〈家庭〉のもつ特徴と問題点を考察し、家庭の教育機能について現代のレベルで問い直すための端緒を見いだしたい。
DC.identifier
info:doi/10.18910/5974
citation_title
ユートピア空間としての<家庭> : エレン・ケイ『児童の世紀』の再考察
citation_author
岡部, 美香
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大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
1997-03
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大阪大学教育学年報
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citation_public_url
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