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2021-01-26
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https://doi.org/10.18910/7583
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aes07-155
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論文情報
タイトル
『女性における「処女性」に関する臨床心理学的研究』 : 「少女性」との対比から
別タイトル
A study on “Virginity" of Women : compared with “Girlhood"
タイトル (ヨミ)
ジョセイ ニオケル ショジョセイ ニカンスル リンショウシンリガク テキ ケンキュウ ショウジョセイ トノ タイヒ カラ
著者
藤澤, 佳澄
藤澤, 佳澄
著者の別表記
Fujisawa, Kasumi
著者 (ヨミ)
フジサワ, カスミ
内容
論文
抄録
本論文では女性にとって重要な意味があると思われる「処女性」に関する考察を、臨床心理学的視点から行った。「処女性」とは女性における性体験の有無を示すのではなく、古代ギリシャにおける「処女」、すなわち「パルテノス」の意味に由来する、女性の独立性、自律性を表している。聖母マリアの有名なエピソード、「受胎告知」からそのイメージを明らかにし、更に「少女性」との比較から心理学的な意味付けを試みた。「少女性」とは「少女」という言葉に連想されるような、「何にも制限されず、自分のなりたいもの何にでもなることができる」自由な意識そのものでもあり、またそのような「自由」を追い求める心性でもある。このような「少女性」を『旧約聖書』中のイブを通して明らかにし、マリアの「処女性」との比較を行った。自分の思うままにならない、どのような現実を受け入れても揺るがない独立性が「処女性」であり、それを備えていたからこそ、マリアは彼女の身に起こった思いもがけない運命を受け入れることができたのである。このような「処女性」を獲得することは女性にとって、ひいては男性にとって意味があると筆者は考え、本論文で定義することを試みた。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
7
開始ページ
155
終了ページ
166
刊行年月
2002-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/7583
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/7583
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.7
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.7 P.155-P.166
DC.title
『女性における「処女性」に関する臨床心理学的研究』 : 「少女性」との対比から
DCTERMS.alternative
A study on “Virginity" of Women : compared with “Girlhood"
DC.creator
藤澤, 佳澄
DC.creator
Fujisawa, Kasumi
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2002-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/7583
DC.description
論文
DCTERMS.abstract
本論文では女性にとって重要な意味があると思われる「処女性」に関する考察を、臨床心理学的視点から行った。「処女性」とは女性における性体験の有無を示すのではなく、古代ギリシャにおける「処女」、すなわち「パルテノス」の意味に由来する、女性の独立性、自律性を表している。聖母マリアの有名なエピソード、「受胎告知」からそのイメージを明らかにし、更に「少女性」との比較から心理学的な意味付けを試みた。「少女性」とは「少女」という言葉に連想されるような、「何にも制限されず、自分のなりたいもの何にでもなることができる」自由な意識そのものでもあり、またそのような「自由」を追い求める心性でもある。このような「少女性」を『旧約聖書』中のイブを通して明らかにし、マリアの「処女性」との比較を行った。自分の思うままにならない、どのような現実を受け入れても揺るがない独立性が「処女性」であり、それを備えていたからこそ、マリアは彼女の身に起こった思いもがけない運命を受け入れることができたのである。このような「処女性」を獲得することは女性にとって、ひいては男性にとって意味があると筆者は考え、本論文で定義することを試みた。
DC.identifier
info:doi/10.18910/7583
citation_title
『女性における「処女性」に関する臨床心理学的研究』 : 「少女性」との対比から
citation_author
藤澤, 佳澄
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大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
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2002-03
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citation_public_url
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