留学生を対象にした書道授業の報告 : 平成15年からの17年間をふりかえって

福光, 敬子

大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究, 2020, 18, 33-54

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JLCE_18_033 pdf なし 4.90 MB 774 2020.05.21  

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タイトル
留学生を対象にした書道授業の報告 : 平成15年からの17年間をふりかえって
The report of Shodo classes for foreign students : 17 years’ recount from 2003 to 2019
リュウガクセイ　ヲ　タイショウ　ニ　シタ　ショドウ　ジュギョウ　ノ　ホウコク　ヘイセイ　15ネン　カラ　ノ　17ネンカン　ヲ　フリカエッテ
著者
著者名
福光, 敬子 ; フクミツ, ケイコ ; Fukumitsu, Keiko
抄録
筆者はこれまで、大阪大学日本語日本文化教育センターにて、17年間、合計66クラス分の「書道」の授業を担当してきた。「書道」の授業は、「日本歴史文化学研究基礎」と「漢字・語彙」という分類に属し、受講生は、日研生、それ以外の留学生、大学院生、人間科学部学生（日本人を含む）であり、彼らの所属や文化的背景は実にさまざまであった。本稿第一章では、まず受講生の出身国を地域別に整理し、受講生の数の推移を調査した上で、これまで行ってきた「書道」の授業の実践内容、成果などを細かに分類し、分析する。そして第二章では、留学生に適した「書道」の教授法と、教材（2005年に教材叢書『留学生のための書道入門篇』、2017年の『発展篇』）作成について述べる。最後に第三章では、受講生の感想文から、彼らの「声」を整理する。実技に強い関心を寄せる学生、「書」作品が題材とすることばや文学、歴史に惹かれる学生、自己表現を好む学生、「書く」という行為から高い精神性を見出した学生など、「書道」を通して抱いた感想は、実に多岐にわたった。彼らの関心から、日本国外から見た「書道」とその特質を探り、今後の国内・国外での「書道教育」につなげてゆくことが本稿のねらいである。
出版者
大阪大学日本語日本文化教育センター
The Center for Japanese Language and Culture Osaka University
オオサカ ダイガク ニホンゴ ニホン ブンカ キョウイク センター
収録物名
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
巻(号)
18
ページ
33-54
刊行年月
2020-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/75889
DOI
https://doi.org/10.18910/75889
PISSN
24239410
NCID
AA12420075
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 / 第18号