ようこそ ゲスト さん
雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
このアイテムのアクセス数:
78
件
(
2021-01-25
10:19 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/8406
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/8406
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
aes03-083
pdf
497 KB
148
論文情報
タイトル
社会教育における文化と教育 : 文化行政論および『月刊社会教育』を手がかりとして
別タイトル
Concepts of Education and Culture in Shakai Kyoiku
タイトル (ヨミ)
シャカイキョウイク ニオケル ブンカ ト キョウイク ブンカギョウセイ ロン オヨビ ゲッカン シャカイキョウイク ヲ テガカリ トシテ
著者
遠藤, 和士
遠藤, 和士
著者の別表記
Endo, Chikato
著者 (ヨミ)
エンドウ, チカコ
抄録
本稿の目的は、梅樟忠夫氏が文化行政という考え方を用いて指摘した問題について、社会教育の関係者がどのように考えていたのかを、雑誌『月刊社会教育』通巻182号から310号を手がかりとして考察することである。考察の結果『月刊社会教育』においては次のことが言える。国民の文化的欲求の高まりや文化活動に対する条件整備の必要性は認識されている。しかし、文化行政論やその背景にある問題意識を検討していないことから、文化行政を、上からの一方的な文化的価値観の押しつけと捉えている。そのために教育行政の一般行政からの独立という主張を通して文化行政を批判しながら、「向上」「主体形成」「課題解決」など、ある種の教育的価値を重要視し、「あそび」としての文化を軽視するという矛盾があらわれている。社会教育行政職員から後に地方自治体の首長となった人も指摘しているが、社会教育は「あそび」としての文化よりも教育に重きを置くために、一部の人々、ある意味でのエリートしか対象とすることができなかったのではないかと推察できる。この問題については、さらに他の社会教育関係の雑誌、論文なども調べねばならないが、それは今後の課題としたい。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
3
開始ページ
83
終了ページ
90
刊行年月
1998-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/8406
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/8406
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.3
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.3 P.83-P.90
DC.title
社会教育における文化と教育 : 文化行政論および『月刊社会教育』を手がかりとして
DCTERMS.alternative
Concepts of Education and Culture in Shakai Kyoiku
DC.creator
遠藤, 和士
DC.creator
Endo, Chikato
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1998-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/8406
DCTERMS.abstract
本稿の目的は、梅樟忠夫氏が文化行政という考え方を用いて指摘した問題について、社会教育の関係者がどのように考えていたのかを、雑誌『月刊社会教育』通巻182号から310号を手がかりとして考察することである。考察の結果『月刊社会教育』においては次のことが言える。国民の文化的欲求の高まりや文化活動に対する条件整備の必要性は認識されている。しかし、文化行政論やその背景にある問題意識を検討していないことから、文化行政を、上からの一方的な文化的価値観の押しつけと捉えている。そのために教育行政の一般行政からの独立という主張を通して文化行政を批判しながら、「向上」「主体形成」「課題解決」など、ある種の教育的価値を重要視し、「あそび」としての文化を軽視するという矛盾があらわれている。社会教育行政職員から後に地方自治体の首長となった人も指摘しているが、社会教育は「あそび」としての文化よりも教育に重きを置くために、一部の人々、ある意味でのエリートしか対象とすることができなかったのではないかと推察できる。この問題については、さらに他の社会教育関係の雑誌、論文なども調べねばならないが、それは今後の課題としたい。
DC.identifier
info:doi/10.18910/8406
citation_title
社会教育における文化と教育 : 文化行政論および『月刊社会教育』を手がかりとして
citation_author
遠藤, 和士
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
1998-03
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
3
citation_firstpage
83
citation_lastpage
90
citation_issn
13419595
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/8406
citation_doi
info:doi/10.18910/8406