戦後における国際理解のための教育とNGO-NGOによる国内教育活動の系譜と課題、その学びが示唆するもの-

北山, 夕華

doi:https://doi.org/10.18910/11535

戦後における国際理解のための教育とNGO-NGOによる国内教育活動の系譜と課題、その学びが示唆するもの-

北山, 夕華

大阪大学教育学年報, 2006, 11, 155-166

Number of Access:573（2025-08-15 06:45 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/11535

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aes11-155	pdf	None	1.00 MB	528	2012.09.22

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Title	戦後における国際理解のための教育とNGO-NGOによる国内教育活動の系譜と課題、その学びが示唆するもの-
	NGOs and Education for International Understanding in Japan after the Second World War - Roles, Challenges, and Implications of Learning form New Perspectives -
	センゴニオケルコクサイリカイノタメノキョウイクト NGO NGO ニヨルコクナイキョウイクカツドウノケイフトカダイソノマナビガシサスルモノ
Creator	NRID 1000030547790 1000030547790 ORCID 0000-0002-1103-0892 0000-0002-1103-0892 researchmap permalink kitayamayuka kitayamayuka Scopus Author ID 57206285643 57206285643 CreatorName 北山, 夕華 ; キタヤマ, ユカ ; Kitayama, Yuka
Abstract	戦後、ユネスコによる国際理解教育をはじめ、グローバルな課題を掲げるさまざまな教育論は国際情勢を反映しながら発展・変遷してきた。そのうちの多くがNGO活動に起源を持ち、現在におけるまでNGOが重要な役割を果たしてきた。まな日本では西欧で発展してきた開発教育を始めとする国際理解のためのさまざまな教育論を日本に紹介し、実践してきた。日本のNGQは英国と比べるとそれぞれの規模は小さく活動の範囲も限られているが、近年「総合学習の時間」の導入をきっかけとして公教育にその活動の場を広げ始めている。、こうしたNGOの教育活動は、日本ではまだそれほどなじみのない「ボランティア」「NGO」という市民活動そのものの具体的な姿を示すことができるとともに、また日本における国際理解のための教育において欠けてきた、グローバルな理解と個人のローカルな体験とをつなぐものとしての役割を果たす可能性を持っているb一方で、開発や貧困、チャリティといったテーマに偏り、結果として発展途上国への偏見や同情を助長する危険性も内包している。その克服のためには、普遍的な基本概念としての人権思想を根幹に据え、その教育目標をグローバルな課題の捉え方の提示として設定し直すことが求められる。
Publisher	大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカキョウイクガクケイ
	Department of Education, Graduate School of Human Sciences, Osaka University
Source Title	大阪大学教育学年報
Source Title	Annals of educational studies, Osaka University
Volume (Issue)	11
Page	155-166
Date of Issued	2006-03
Language	Japanese
Handle URL	https://hdl.handle.net/11094/11535
DOI	https://doi.org/10.18910/11535
PISSN	13419595
NCID	AN1055404X
Access Rights	open access
oaire:version	Version of Record
Category	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Category	Annals of Educational Studies, Osaka University / Vol.11

Resource Type	departmental bulletin paper
Local Type	Departmental Bulletin Paper
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DCTERMS.bibliographicCitation	大阪大学教育学年報. 2006, 11, p. 155-166
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	NGOs and Education for International Understanding in Japan after the Second World War - Roles, Challenges, and Implications of Learning form New Perspectives -
	センゴニオケルコクサイリカイノタメノキョウイクト NGO NGO ニヨルコクナイキョウイクカツドウノケイフトカダイソノマナビガシサスルモノ
DC.creator	北山, 夕華
	キタヤマ, ユカ
	Kitayama, Yuka
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカキョウイクガクケイ
	Department of Education, Graduate School of Human Sciences, Osaka University
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DCTERMS.abstract	戦後、ユネスコによる国際理解教育をはじめ、グローバルな課題を掲げるさまざまな教育論は国際情勢を反映しながら発展・変遷してきた。そのうちの多くがNGO活動に起源を持ち、現在におけるまでNGOが重要な役割を果たしてきた。まな日本では西欧で発展してきた開発教育を始めとする国際理解のためのさまざまな教育論を日本に紹介し、実践してきた。日本のNGQは英国と比べるとそれぞれの規模は小さく活動の範囲も限られているが、近年「総合学習の時間」の導入をきっかけとして公教育にその活動の場を広げ始めている。、こうしたNGOの教育活動は、日本ではまだそれほどなじみのない「ボランティア」「NGO」という市民活動そのものの具体的な姿を示すことができるとともに、また日本における国際理解のための教育において欠けてきた、グローバルな理解と個人のローカルな体験とをつなぐものとしての役割を果たす可能性を持っているb一方で、開発や貧困、チャリティといったテーマに偏り、結果として発展途上国への偏見や同情を助長する危険性も内包している。その克服のためには、普遍的な基本概念としての人権思想を根幹に据え、その教育目標をグローバルな課題の捉え方の提示として設定し直すことが求められる。
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citation_doi	https://doi.org/10.18910/11535

戦後における国際理解のための教育とNGO-NGOによる国内教育活動の系譜と課題、その学びが示唆するもの-

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