大学進学機会の地域間格差に関する時系列的研究

荒牧, 草平

大阪大学教育学年報, 1996, 1, 201-213

Number of Access:706（2025-05-09 15:36 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/11568

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Title
大学進学機会の地域間格差に関する時系列的研究
Effect of Regional Highschool Hierarchy on College Attendance : A Longitudinal Study
ダイガクシンガク キカイ ノ チイキカン カクサ ニカンスル ジケイレツ テキ ケンキュウ
Creator
NRID
1000090321562 1000090321562
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s-aramaki s-aramaki
CreatorName
荒牧, 草平 ; アラマキ, ソウヘイ ; Aramaki, Sohei
Abstract
人々の進路はどのように決定されていくのか。それは、生徒の個人的資質や家庭的背景といったミクロレベルの要因の影響を大きく受けるが、マクロレベルの要因も無視できない効果を持っている。すでに先行研究によって、大学進学率や進学希望率は地域の社会経済的要因や、高校階層構造によって大きく規定されることが明らかになっている。しかしながら、そうしたマクロな変数の相対的重要度はどのように変化してきたのかという点にっいての研究はなされていない。ところが、近年指摘されるような有名大学合格者の寡占的状況の進行は、進学機会の地域間格差の拡大、およびその規定要因としての高校階層構造の重要度の上昇を意味している可能性がある。そこで、本論文では、『サンデー毎日』を資料として用い、高校進学率が9割を超えて以降の20年間にわたって、調査を行った。その結果、大学進学機会の地域間格差は拡大していること、その規定要因として高校階層構造の特徴を表す指標として用いた「集中度」(合格者が多数の合格者を輩出する高校に集中している程度を表す)の相対的重要度が上昇していることが明らかとなった。
Publisher
大阪大学人間科学部教育学研究室
オオサカ ダイガク ニンゲン カガクブ キョウイクガク ケンキュウシツ
Department of Education, Faculty of Human Sciences, Osaka University
Source Title
大阪大学教育学年報
Annals of educational studies, Osaka University
Volume (Issue)
1
Page
201-213
Date of Issued
1996-03
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/11568
DOI
https://doi.org/10.18910/11568
PISSN
13419595
NCID
AN1055404X
Access Rights
open access
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Annals of Educational Studies, Osaka University / Vol.1