ホスピスに入院する終末期がん患者の家族の思いに関する研究

小林, 珠実; 霜田, 求; 荒尾, 晴恵; 竹内, 佐智恵

doi:https://doi.org/10.18910/56836

ホスピスに入院する終末期がん患者の家族の思いに関する研究

小林, 珠実; 霜田, 求; 荒尾, 晴恵他

大阪大学看護学雑誌, 2011, 17(1), 25-33

Number of Access:2,410（2025-09-02 05:48 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/56836

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njou17_1_025	pdf	None	1.18 MB	1,833	2016.05.25

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Title	ホスピスに入院する終末期がん患者の家族の思いに関する研究
	The perception of family of cancer　patients at the terminal　stage in hospice care unit
	ホスピス　ニ　ニュウイン　スル　シュウマツキ　ガンカンジャ　ノ　カゾク　ノ　オモイ　ニ　カンスル　ケンキュウ
Creator	NRID 1000050382263 1000050382263 CreatorName 小林, 珠実
	NRID 1000090243138 1000090243138 CreatorName 霜田, 求
	NRID 1000050326302 1000050326302 researchmap permalink read0201 read0201 Scopus Author ID 16311856300 16311856300 CreatorName 荒尾, 晴恵
	CreatorName 竹内, 佐智恵
Subject	ホスピスケア
	終末期がん患者
	家族
	思い
	含意
	hospice care
	patients of terminal stage
	family
	perception
	implication
Description	研究報告
Abstract	本研究は、ホスピスに入院し患者に付添う家族の語りから家族の思いを明らかにすることを目的とし、ホスピスに入院する患者の家族5名を対象に半構造化面接を実施した。入院までの経緯やその後の経過とその際の思いを語ってもらい、文脈から分析者が気がかりに感じた語りを抜粋し客観的解釈学の方法を参考にして、その含意を読み取った。その結果、患者の身体状況に伴い、家族の思いには共通の変化がみられた。入院当初、〈治療の手立てが他になくても最良の環境を整えてあげたいと奔走〉したりく命に関わる決断に関わり、自分が仕向けたような罪悪感に駆られていた〉思いの間でく良かれと思って選択した病院であったにもかかわらず、もっといい選択肢があったのではないかと追求し続ける〉という思いにさいなまれ、【慈悲の念と罪悪感との葛藤】を抱き、苦悩していた。患者に顕著な身体症状がみられた時期は、〈家族として患者の苦痛を最小限にするために何かをしたい、何かをせずにはおれない〉という思い、すなわち【患者を守る覚悟と意地】となっていた。その後、小康状態が続き、徐々に意識が低下していく患者に付き添う時期には、【患者の穏やかな時間を与えられたものとして感謝する念】と【患者への敬意と残される者として生きる覚悟】が高まり、【自分自身の価値観と家族の絆の再認識】にまで至る様相が明らかになった。患者に付添う家族の語りからその思いを明らかにし、その含意を読み取ることで終末期がん患者の家族の変化する思いに沿った看護ケアが可能になる。
Publisher	大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
Publisher	オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　イガクケイ　ケンキュウカ　ホケンガク　センコウ
Source Title	大阪大学看護学雑誌
Source Title	Nursing Journal of Osaka University
Volume (Issue)	17(1)
Page	25-33
Date of Issued	2011-03
Language	Japanese
Handle URL	https://hdl.handle.net/11094/56836
DOI	https://doi.org/10.18910/56836
PISSN	13413112
NCID	AN1048165X
Access Rights	open access
CopyRight	©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
oaire:version	Version of Record
Category	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Category	Nursing Journal of Osaka University / Vol.17 No.1　(2011-03)

Resource Type	departmental bulletin paper
Local Type	Departmental Bulletin Paper
DCMI Type	Text
DCTERMS.bibliographicCitation	大阪大学看護学雑誌. 2011, 17(1), p. 25-33
DC.title	ホスピスに入院する終末期がん患者の家族の思いに関する研究
	The perception of family of cancer　patients at the terminal　stage in hospice care unit
	ホスピス　ニ　ニュウイン　スル　シュウマツキ　ガンカンジャ　ノ　カゾク　ノ　オモイ　ニ　カンスル　ケンキュウ
DC.creator	小林, 珠実
	霜田, 求
	荒尾, 晴恵
	竹内, 佐智恵
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DC.rights	©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
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DC.source
DC.format	56836
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citation_doi	https://doi.org/10.18910/56836

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