若年者就職支援プログラムの効果検証 : プログラム参加は就職意欲を高められるか？

黒川, 博文; 小原, 美紀

OSIPP Discussion Paper, 2018, DP-2018-J-006, 1-37

Number of Access:756（2025-09-04 22:56 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/11094/68337

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Title
若年者就職支援プログラムの効果検証 : プログラム参加は就職意欲を高められるか？
Do Job Training Programs Motivate the Youth to Get Jobs?
ジャクネンシャ　シュウショク　シエン　プログラム　ノ　コウカ　ケンショウ　プログラム　サンカ　ハ　シュウショク　イヨク　ヲ　タカメラレルカ
Creator
NRID
1000090811430 1000090811430
CreatorName
黒川, 博文 ; クロカワ, ヒロフミ ; Kurokawa, Hirofumi
NRID
1000080304046 1000080304046
researchmap permalink
mkohara mkohara
Scopus Author ID
7006747197 7006747197
CreatorName
小原, 美紀 ; コハラ, ミキ ; Kohara, Miki
Subject
若年者雇用対策
職業訓練
政策評価
Abstract
本研究では若年層向けのハローワークで行われている就職トレーニングプログラムの効果を計測する。具体的には、大阪わかものハローワークで行われている、グループワークを通じて就職を目指す2週間の就職支援プログラム（「就活クラブ」）が若年層の就職意欲を喚起させるのかどうかを検証する。プログラム参加者にはプログラム開始時点、1週目のプログラム終了時点、プログラム終了時点の3時点について、就職意欲の変遷に関する独自の調査を行った。プログラム参加者調査に加えて、同時期の隣接会場において、プログラム非参加者にも就職意欲に関する調査を行った。傾向スコアマッチングや二重にロバストな推定法を用いて非参加者と参加者を比較したところ、プログラム開始前には、多くの指標で参加者の方が就職意欲は低かったが、プログラム終了時にはほとんどが改善し、非参加者を上回る結果となった。たとえば、プログラム参加後の求職者の就職に対する見通しは、非参加者よりも良くなった。また、参加者については、プログラム期間中の3時点調査を利用して、観察できない個人の固定効果を取り除きながら分析した場合にも、プログラム参加による就職意欲喚起効果は、2週間を通じて徐々に高まっていくことが明らかとなった。さらに、プログラム終了後の追跡調査の結果から、見通しが改善された人ほど就職しやすい様子が確認された。就職トレーニングによる若年失業者の就業意欲喚起は見せかけの関係ではない。就職トレーニングは若者の働く意欲を高め、彼らを就職に向かわせるといえる。
Publisher
Osaka School of International Public Policy, Osaka University
Source Title
OSIPP Discussion Paper
Volume (Issue)
DP-2018-J-006
Page
1-37
Date of Issued
2018-05-01
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/68337
Relation.references
URI
http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/archives/DP/2018/DP2018J006.pdf
Access Rights
metadata only access
Category
ディスカッション／ワーキング・ペーパー DP/WP
OSIPP Discussion Paper