意味拡張における説明概念としてのシネクドキの役割とメタファーとの関係

山泉, 実

日本語・日本文化研究, 2017, 27, 50-66

Number of Access:1,290（2025-07-18 14:56 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/11094/69215

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sjlc27_050 pdf None 1.00 MB 4,826 2018.05.23  

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Title
意味拡張における説明概念としてのシネクドキの役割とメタファーとの関係
The role of synecdoche as an explanatory concept in semantic extension and its connection with metaphor
イミ　カクチョウ　ニ　オケル　セツメイ　ガイネン　ト　シテ　ノ　シネクドキ　ノ　ヤクワリ　ト　メタファー　ト　ノ　カンケイ
Creator
NRID
1000080592336 1000080592336
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CreatorName
山泉, 実 ; ヤマイズミ, ミノル ; Yamaizumi, Minoru
Abstract
「舵を取る」などの慣用的意味の成立に(メトニミーと共に)関わっているのはメタファーかシネクドキかについて，意見が分かれている。動的使用依拠モデルの比喩のモデルである上位スキーマ化モデルに基づいてシネクドキとメタファーの関係をとらえることで，この問題に答えることを試みた。先行研究においてシネクドキ的意味と思われてきたものは，使用事象における個別具体的な伝達された意味よりも抽象的な慣用的意味であり，使用事象における意味拡張の積み重ねの結果定着した上位スキーマを記述したものであると主張した。それと共に，比喩の説明に使われるシネクドキという概念を検討し，説明概念として機能していないことを述べた。また，意味拡張にどの種類の比喩が関わっているのかを検討する際に，比喩によって生じる語彙レベルの意味の違いと名詞句の文中の意味機能の違いによる文レベルの意味の違いを混同するべきでないことを主張した。
Publisher
大阪大学大学院言語文化研究科日本語・日本文化専攻
Graduate School of Language and Culture, Studies in Japanese Language and Culture Osaka University
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ゲンゴ　ブンカ　ケンキュウカ　ニホンゴ　ニホン　ブンカ　センコウ
Source Title
日本語・日本文化研究
STUDIES IN JAPANESE LANGUAGE AND CULTURE
Volume (Issue)
27
Page
50-66
Date of Issued
2017-12-01
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/69215
PISSN
09182233
NCID
AN1037163X
Access Rights
open access
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
STUDIES IN JAPANESE LANGUAGE AND CULTURE / Vol.27(2017-12)