「組織を背負う意識」の弁別性、効果および規定要因に関する考察

中村, 彰芳; 長縄, 孝久; 湯口, 亮太; 神, 洋子; 開本, 浩矢

「組織を背負う意識」の弁別性、効果および規定要因に関する考察

中村, 彰芳; 長縄, 孝久; 湯口, 亮太他

Discussion Papers In Economics And Business, 2019, 19-09, 1-13

Number of Access:1,044（2025-08-16 09:38 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/11094/72141

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Title	「組織を背負う意識」の弁別性、効果および規定要因に関する考察
	A study on the discriminability, effect and factors of "Soshiki wo seou ishiki”, new type of organizational commitment
	ソシキ　ヲ　セオウ　イシキ　ノ　ベンベツセイ　コウカ　オヨビ　キテイ　ヨウイン　ニ　カンスル　コウサツ
Creator	CreatorName 中村, 彰芳 ; ナカムラ, テルヨシ ; Nakamura, Teruyoshi
	CreatorName 長縄, 孝久 ; ナガナワ, タカヒサ ; Naganawa, Takahisa
	CreatorName 湯口, 亮太 ; ユグチ, リョウタ ; Yuguchi, Ryota
	CreatorName 神, 洋子 ; ジン, ヨウコ ; Jin, Yoko
	NRID 1000090275298 1000090275298 ORCID 0000-0002-0799-1826 0000-0002-0799-1826 researchmap permalink read0045074 read0045074 CreatorName 開本, 浩矢 ; ヒラキモト, ヒロヤ ; Hirakimoto, Hiroya
Subject	Organizational commitment
	Voice
	Innovative behavior
	Career hope
Abstract	従来、組織コミットメントはマネジメント上の重要なテーマとして取り上げられてきており、組織コミットメントが高いと離職や転職をしにくいという側面と、組織の価値観や判断基準を同一化しそれに沿った行動をとるという側面があると考えられてきた。一般的には、組織的コミットメントが高いことはポジティブに捉えられるが、組織変革やイノベーションが重要視される場合には組織コミットメントの高さが変化を忌避・阻害するものとしてネガティブに取り扱われる場合もある。本研究では、従来の組織コミットメントを構成すると考えられてきた情緒的コミットメントや功利的コミットメントとは別に「組織を背負う意識」という概念が存在するではないだろうかと想定した。それは組織がよい方向に行くと信じる上での組織改革行動や、組織に対する積極的な発言や、コアメンバーとして組織の重要な責任を引き受ける覚悟などにつながる新たな組織と従業員との関係性を意味する概念として捉えることができると考え、その存在を検証しようとした。Ｘ社（総合化学メーカー）の従業員132 を対象にサーベイ調査を実施し、その結果を分析したところ、「組織を背負う意識」は情緒的コミットメントと弁別することは出来なかったが、功利的コミットメントとは別の概念であることが確認された。また「組織を背負う意識」を包含するより広義の情緒的コミットメントは積極的な発言を促進すること、キャリア・ホープや上司からの支援によって規定されることが確認できた。
Publisher	Graduate School of Economics, Osaka University
Source Title	Discussion Papers In Economics And Business
Volume (Issue)	19-09
Page	1-13
Date of Issued	2019-06
Language	Japanese
Handle URL	https://hdl.handle.net/11094/72141
NCID	AA1160366X
Relation.references	URI http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/econ_society/dp/1909.pdf
Access Rights	metadata only access
Category	ディスカッション／ワーキング・ペーパー DP/WP
Category	Discussion Papers In Economics And Business

Resource Type	technical report
Local Type	DP/WP
DCMI Type	Text
DCTERMS.bibliographicCitation	Discussion Papers In Economics And Business. 2019, 19-09, p. 1-13
DC.title	「組織を背負う意識」の弁別性、効果および規定要因に関する考察
	A study on the discriminability, effect and factors of "Soshiki wo seou ishiki”, new type of organizational commitment
	ソシキ　ヲ　セオウ　イシキ　ノ　ベンベツセイ　コウカ　オヨビ　キテイ　ヨウイン　ニ　カンスル　コウサツ
DC.creator	中村, 彰芳
	ナカムラ, テルヨシ
	Nakamura, Teruyoshi
	長縄, 孝久
	ナガナワ, タカヒサ
	Naganawa, Takahisa
	湯口, 亮太
	ユグチ, リョウタ
	Yuguchi, Ryota
	神, 洋子
	ジン, ヨウコ
	Jin, Yoko
	開本, 浩矢
	ヒラキモト, ヒロヤ
	Hirakimoto, Hiroya
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DC.subject	Organizational commitment
	Voice
	Innovative behavior
	Career hope
DCTERMS.abstract	従来、組織コミットメントはマネジメント上の重要なテーマとして取り上げられてきており、組織コミットメントが高いと離職や転職をしにくいという側面と、組織の価値観や判断基準を同一化しそれに沿った行動をとるという側面があると考えられてきた。一般的には、組織的コミットメントが高いことはポジティブに捉えられるが、組織変革やイノベーションが重要視される場合には組織コミットメントの高さが変化を忌避・阻害するものとしてネガティブに取り扱われる場合もある。本研究では、従来の組織コミットメントを構成すると考えられてきた情緒的コミットメントや功利的コミットメントとは別に「組織を背負う意識」という概念が存在するではないだろうかと想定した。それは組織がよい方向に行くと信じる上での組織改革行動や、組織に対する積極的な発言や、コアメンバーとして組織の重要な責任を引き受ける覚悟などにつながる新たな組織と従業員との関係性を意味する概念として捉えることができると考え、その存在を検証しようとした。Ｘ社（総合化学メーカー）の従業員132 を対象にサーベイ調査を実施し、その結果を分析したところ、「組織を背負う意識」は情緒的コミットメントと弁別することは出来なかったが、功利的コミットメントとは別の概念であることが確認された。また「組織を背負う意識」を包含するより広義の情緒的コミットメントは積極的な発言を促進すること、キャリア・ホープや上司からの支援によって規定されることが確認できた。
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citation_title	「組織を背負う意識」の弁別性、効果および規定要因に関する考察
citation_author	中村, 彰芳
	長縄, 孝久
	湯口, 亮太
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	開本, 浩矢
citation_publisher	Graduate School of Economics, Osaka University
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