精神障がいを抱えた親をもつ女性が母親になる経験

嶌田, 愛理沙; 蔭山, 正子

大阪大学看護学雑誌, 2020, 26(1), 40-46

Number of Access:1,947（2025-09-04 12:44 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/73831

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Title
精神障がいを抱えた親をもつ女性が母親になる経験
Experiences of Women with Parents Suffered from Mental Disorders Becoming Mothers
セイシン　ショウガイ　ヲ　カカエタ　オヤ　ヲ　モツ　ジョセイ　ガ　ハハオヤ　ニ　ナル　ケイケン
Creator
CreatorName
嶌田, 愛理沙 ; シマダ, アリサ ; Shimada, Arisa
NRID
1000080646464 1000080646464
ORCID
0000-0002-1221-7763 0000-0002-1221-7763
researchmap permalink
kagemasako kagemasako
Scopus Author ID
36475102900 36475102900
CreatorName
蔭山, 正子 ; カゲヤマ, マサコ ; Kageyama, Masako
Subject
精神障がい
子ども
経験
育児
mental disorder
child
experience
parenting
Description
研究報告
Reports
Abstract
精神障がいを抱えた親に育てられた女性の中には、自身が母親になることへの不安や困難を抱える人がいる。本研究は、精神障がいを抱えた親をもつ女性が、母親になる経験を明らかにすることを目的とした。精神障がいを抱えた親をもつ女性で、自身も子育てを経験した4名に個別インタビュー行い、質的記述的に分析した。その結果、女性は、【結婚・出産に対する不安や怖さ】を抱いていたが、安定した人や家族との出会いがあり、【結婚・出産の決意に至る】。【子育てをする上での困難】があるも【自分の力で子育てに対処】した。やがて【婚家や周囲に支えられて子育てに対処】した女性は、【子育てを通した癒しと成長】を経験し、【母親を理解そして感謝】の思いを抱いていた。育児困難を軽減するためには、夫・婚家・ママ友の存在や積極的な支援が重要であり、結婚や育児への不安を解消するためには、結婚前の早い時期に同じ子どもの立場の人と体験を共有することが、有効だと考えられた。
Publisher
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　イガクケイ　ケンキュウカ　ホケンガク　センコウ
Source Title
大阪大学看護学雑誌
Nursing Journal of Osaka University
Volume (Issue)
26(1)
Page
40-46
Date of Issued
2020-03-31
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/73831
DOI
https://doi.org/10.18910/73831
eISSN
21898820
NCID
AN1048165X
Access Rights
open access
CopyRight
©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Nursing Journal of Osaka University / Vol.26 No.1　(2020-03)