チュルク諸語における移動を表す動詞 (ket-(git-), bar-(var-)) の意味の違い

藤家, 洋昭; Akbay, Okan Haluk

doi:https://doi.org/10.18910/79361

チュルク諸語における移動を表す動詞 (ket-(git-), bar-(var-)) の意味の違い

藤家, 洋昭; Akbay, Okan Haluk

外国語教育のフロンティア, 2021, 4, 71-78

Number of Access:495（2025-11-27 16:12 Counts）

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ffle_04_071	pdf	None	746 KB	178	2021.04.16

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Title	チュルク諸語における移動を表す動詞 (ket-(git-), bar-(var-)) の意味の違い
	Differences in the Meaning of Movement Verbs (ket-(git-), bar-(var-)) in the Turkic Languages
	チュルクショゴ　ニ　オケル　イドウ　ヲ　アラワス　ドウシ　ｋｅｔ－　ｇｉｔ－　ｂａｒ－　ｖａｒ－　ノ　イミ　ノ　チガイ
Creator	NRID 1000090283837 1000090283837 researchmap permalink huziiehi huziiehi CreatorName 藤家, 洋昭 ; フジイエ, ヒロアキ ; Huziie, Hiroaki
Creator	researchmap permalink okanhalukakbay okanhalukakbay CreatorName Akbay, Okan Haluk ; アクバイ, オカンハルク
Subject	チュルク諸語
	エスキシェヒル・カラチャイ語
	移動を表す動詞
Description	論文
Abstract	チュルク諸語 (Turkic Languages) は、現在ではカザフ語、トルコ語等、別々の名称で呼ばれているが、一つの祖語から分かれた同系の言語である。チュルク諸語間に見られる言語的な違いは、比較的少なく、近縁の言語間においては相互理解が可能なことは否定できないが、違いが見られることも事実であり、それらの違いを無視することはできない。したがって、どのような違いが見られるかということを記述することは重要であると考えられる。とりわけ、一見同じように見えるが詳しく見ていくと実は違う、といった言語現象の記述は重要であると考える。このような中で、本研究では移動を表す動詞の一例 (bar- (var-), ket- (git-)) をチュルク諸語に属する言語、具体的には、エスキシェヒル・カラチャイ語、トルコ語についてとりあげた。これらの動詞には微妙な意味の違いが見られるが、その違いを分析した研究、特に比較的最近の言語学にもとづく枠組みで理論的に分析・記述したものはこれまで全くと言っていいほどなかった。そこで本研究では、それらの動詞に見られる微妙な意味の違いをフロンティア的に記述することを試みた。方法的には、これらの動詞に関するデータをフィールド言語学的手法により母語話者から直接採集し、得られたデータを比較的最近の言語学の枠組み、具体的には語彙概念構造 (Lexical Conceptual Structure: LCS) と、主事象 (head ivent) という考え方にもとづいて、時間を表す副詞的修飾語との共起関係を重視して分析した。本研究の結果、とりあげたチュルク諸語に見られる移動を表す動詞に見られる意味の違いは、語彙概念構造上におけるどの事象が主事象として語彙情報として指定されているかによって説明できることが明らかになった。
Publisher	大阪大学大学院言語文化研究科
	Graduate School of Language and Culture Osaka University
	オオサカダイガク　ダイガクイン　ゲンゴブンカ　ケンキュウカ
Source Title	外国語教育のフロンティア
Source Title	FRONTIER OF FOREIGN LANGUAGE EDUCATION
Volume (Issue)	4
Page	71-78
Date of Issued	2021-03-30
Language	Japanese
Handle URL	https://hdl.handle.net/11094/79361
DOI	https://doi.org/10.18910/79361
PISSN	24339636
NCID	AA12818923
Access Rights	open access
oaire:version	Version of Record
Category	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Category	FRONTIER OF FOREIGN LANGUAGE EDUCATION / Vol.4

Resource Type	departmental bulletin paper
Local Type	Departmental Bulletin Paper
DCMI Type	Text
DCTERMS.bibliographicCitation	外国語教育のフロンティア. 2021, 4, p. 71-78
DC.title	チュルク諸語における移動を表す動詞 (ket-(git-), bar-(var-)) の意味の違い
	Differences in the Meaning of Movement Verbs (ket-(git-), bar-(var-)) in the Turkic Languages
	チュルクショゴ　ニ　オケル　イドウ　ヲ　アラワス　ドウシ　ｋｅｔ－　ｇｉｔ－　ｂａｒ－　ｖａｒ－　ノ　イミ　ノ　チガイ
DC.creator	藤家, 洋昭
	フジイエ, ヒロアキ
	Huziie, Hiroaki
	Akbay, Okan Haluk
	アクバイ, オカンハルク
DC.publisher	大阪大学大学院言語文化研究科
	Graduate School of Language and Culture Osaka University
	オオサカダイガク　ダイガクイン　ゲンゴブンカ　ケンキュウカ
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DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2021-03-30
DC.subject	チュルク諸語
	エスキシェヒル・カラチャイ語
	移動を表す動詞
DC.description	論文
DCTERMS.abstract	チュルク諸語 (Turkic Languages) は、現在ではカザフ語、トルコ語等、別々の名称で呼ばれているが、一つの祖語から分かれた同系の言語である。チュルク諸語間に見られる言語的な違いは、比較的少なく、近縁の言語間においては相互理解が可能なことは否定できないが、違いが見られることも事実であり、それらの違いを無視することはできない。したがって、どのような違いが見られるかということを記述することは重要であると考えられる。とりわけ、一見同じように見えるが詳しく見ていくと実は違う、といった言語現象の記述は重要であると考える。このような中で、本研究では移動を表す動詞の一例 (bar- (var-), ket- (git-)) をチュルク諸語に属する言語、具体的には、エスキシェヒル・カラチャイ語、トルコ語についてとりあげた。これらの動詞には微妙な意味の違いが見られるが、その違いを分析した研究、特に比較的最近の言語学にもとづく枠組みで理論的に分析・記述したものはこれまで全くと言っていいほどなかった。そこで本研究では、それらの動詞に見られる微妙な意味の違いをフロンティア的に記述することを試みた。方法的には、これらの動詞に関するデータをフィールド言語学的手法により母語話者から直接採集し、得られたデータを比較的最近の言語学の枠組み、具体的には語彙概念構造 (Lexical Conceptual Structure: LCS) と、主事象 (head ivent) という考え方にもとづいて、時間を表す副詞的修飾語との共起関係を重視して分析した。本研究の結果、とりあげたチュルク諸語に見られる移動を表す動詞に見られる意味の違いは、語彙概念構造上におけるどの事象が主事象として語彙情報として指定されているかによって説明できることが明らかになった。
DC.identifier	10.18910/79361
DC.format	79361
citation_title	チュルク諸語における移動を表す動詞 (ket-(git-), bar-(var-)) の意味の違い
citation_author	藤家, 洋昭
citation_author	Akbay, Okan Haluk
citation_publisher	大阪大学大学院言語文化研究科
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citation_date	2021-03-30
citation_journal_title	外国語教育のフロンティア
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citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/79361
citation_doi_detail	10.18910/79361
citation_doi	https://doi.org/10.18910/79361

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