妊婦の災害に対する知識・防災意識および防災対策に関する文献レビュー

谷口, 愛奈; 白石, 三恵; 松田, 香

大阪大学看護学雑誌, 2023, 29(1), 36-43

Number of Access:1,339（2025-07-26 21:28 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/90029

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njou29_1_036 pdf None 1.12 MB 1,079 2023.02.17  

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Title
妊婦の災害に対する知識・防災意識および防災対策に関する文献レビュー
Disaster Awareness and Preparedness among Pregnant Women in Japan : A Literature Review
ニンプ　ノ　サイガイ　ニ　タイスル　チシキ　ボウサイ　イシキ　オヨビ　ボウサイ　タイサク　ニ　カンスル　ブンケン　レビュー
Creator
CreatorName
谷口, 愛奈 ; タニグチ, アイナ ; Taniguchi, Aina
NRID
1000050632220 1000050632220
researchmap permalink
012345678 012345678
Scopus Author ID
55082942600 55082942600
CreatorName
白石, 三恵 ; シライシ, ミエ ; Shiraishi, Mie
CreatorName
松田, 香 ; マツダ, カオリ ; Matsuda, Kaori
Subject
災害への備え
防災意識
妊娠
初産婦
disaster preparedness
disaster reduction awareness
pregnancy
primiparas
Description
総説
Review Articles
Abstract
本レビューは、日本在住妊婦の災害に対する知識や防災意識、防災対策の実態を概観することを目的とした。2022年6月までに公表された和文・英文論文を対象に「妊産婦」「防災対策」に相当する検索語を設定し、電子テータベース検索（医中誌，CiNii，MEDLINE，CINAHL，SocINDEX）およびハンドサーチを行い、8件の論文（和文6件、英文2件）をレビューに包括した。避難場所を知っている妊婦は38.7–63.2%、受診施設以外の近所の産科施設を知っている妊婦は59.6–65.7%、妊娠前より災害への関心が高まった妊婦は約40%であった。非常用持ち出し袋を準備している妊婦は9.7−46.5%であり、2件の論文の定量的統合の結果、初産婦は経産婦に比べて、非常用持ち出し袋を準備している割合が、有意に低かった［オッズ比(95%信頼区間)=0.44 (0.34−0.59)］。以上の結果より、妊娠期は、妊娠前より防災意識が高まる傾向にあること、大半の妊婦が防災対策を行う必要性を感じながらも、防災対策の実施割合は半数前後に留まっていること、初産婦は経産婦に比べ、防災対策の実施割合が低いことが示唆された。
Publisher
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
Source Title
大阪大学看護学雑誌
Nursing Journal of Osaka University
Volume (Issue)
29(1)
Page
36-43
Date of Issued
2023-03-31
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/90029
DOI
https://doi.org/10.18910/90029
eISSN
21898820
NCID
AN1048165X
Access Rights
open access
CopyRight
©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Nursing Journal of Osaka University / Vol.29 No.1　(2023-03)