日程再調整のビジネスE メールを作成する際の書き手の意図 : 日本語母語話者と非母語話者へのインタビュー結果の比較

横川, 未奈; 村岡, 貴子

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集, 2024, 28, 73-85

Number of Access:752（2025-07-18 09:58 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/94692

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Title
日程再調整のビジネスE メールを作成する際の書き手の意図 : 日本語母語話者と非母語話者へのインタビュー結果の比較
The Writer’s Intent when Writing a Business Email Requesting for a Reschedule : Comparison of Interview Results between Japanese Native Speakers and Non-native Speakers
ニッテイ　サイチョウセイ　ノ　ビジネス　Eメール　ヲ　サクセイ　スル　サイ　ノ　カキテ　ノ　イト　ニゴンゴ　ボゴ　ワシャ　ト　ヒボゴ　ワシャ　ヘノ　インタビュー　ケッカ　ノ　ヒカク
Creator
CreatorName
横川, 未奈 ; ヨコガワ, ミナ ; Yokogawa, Mina
NRID
1000030243744 1000030243744
researchmap permalink
read0171050 read0171050
CreatorName
村岡, 貴子 ; ムラオカ, タカコ ; Muraoka, Takako
Subject
専門日本語教育
ビジネス日本語教育
ビジネスEメール
書き手
意図
Description
調査報告
Research Report
Abstract
日本語ビジネスEメールのやり取りでは、書き手は読み手への配慮を示す必要があるが、言語文化による配慮の示し方の相違により日本語母語話者と非母語話者間で誤解や問題が生じる恐れがある。本研究では、日本で勤務する日本語母語話者12名と非母語話者15名が日本語ビジネスEメールを作成する際の意図を配慮表示の観点から比較した。半構造化インタビュー調査で得た意図の内容を分析した結果、共通点には「BJ メールの明瞭性向上に資する表現方法の選択」・「用件が謝罪から始まるBJメールの作成」・「不確定な状況への備え」、相違点には「情報共有への意識」・「用件が依頼から始まる談話展開の選択」・「自己の印象管理の方法」が見られた。分析結果から、読み手への配慮を示すためには、書き手が当該状況下で自身の示す言語行動・非言語行動の何が配慮になるかを自覚することに加え、自身の示す言語行動が読み手に与える印象を客観的に捉える力が重要であることが明らかになった。また、今後のビジネス日本語教育では日本語母語話者と非母語話者が日本語ビジネスE メールの書き手としての意図を共有し個々の価値観について理解を深めるためにも、ピア・レビュー活動の実施がより一層有用との示唆を得た。
Publisher
大阪大学国際教育交流センター
Center for International Education and Exchange, Osaka University
Source Title
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
Journal of Multicultural Education and Student Exchange
Volume (Issue)
28
Page
73-85
Date of Issued
2024-03-31
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/94692
DOI
https://doi.org/10.18910/94692
PISSN
13428128
NCID
AA11266479
Access Rights
open access
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Journal of Multicultural Education and Student Exchange Vol.28