日本文化学系統の授業理解を支える「やさしい日本語チャットサポート」の応用可能性

松岡, 里奈

大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究, 2024, 22, 43-62

Number of Access:164（2025-05-08 13:29 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/95202

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Title
日本文化学系統の授業理解を支える「やさしい日本語チャットサポート」の応用可能性
The Applicability of "Easy Japanese Chat Support" in Supporting Understanding of Lectures in Japanese Cultural Studies and Japanese Literature
ニホンブンカガク　ケイトウ　ノ　ジュギョウ　リカイ　ヲ　ササエル　ヤサシイ　ニホンゴ　チャット　サポート　ノ　オウヨウ　カノウセイ
Creator
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CreatorName
松岡, 里奈 ; マツオカ, リナ ; Matsuoka, Rina
Abstract
本稿では日本文化学系統の授業の国外遠隔配信事業において行われている「やさしい日本語チャットサポート」（以下、やさ日チャットサポートと略す。）が関わる三者を対象に調査を行い、やさ日チャットサポートの応用可能性を明らかにした。まず、やさ日チャットサポートが行われる授業の配信先の国外の受講生からは、【足りない日本語能力の補助】【講義内容理解の補助】【講義内容理解の深化】として有効性が認められていることがわかり、また授業者は、学生の視点が授業者に集まらなくなる可能性への危惧はしているものの総じてやさ日チャットサポートの有用性を評価していることがわかった。やさ日チャットサポートの実施者を対象にした調査から、やさ日チャットサポートの思考と作業段階のいずれもで困難を感じるものの、その大半は実践を重ねれば解決されていくことと、≪口頭のみの情報の取捨選択≫と【行程の重なり】が最重要課題となることがわかった。これらを実施者が認知しておけば、やさ日チャットサポートの応用可能性は十分あると言えるだろう。
Publisher
大阪大学日本語日本文化教育センター
The Center for Japanese Language and Culture, Osaka University
Source Title
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
Study of Classroom Practice of the Center for Japanese Language and Culture Osaka University
Volume (Issue)
22
Page
43-62
Date of Issued
2024-03-31
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/95202
DOI
https://doi.org/10.18910/95202
PISSN
24239410
NCID
AA12420075
Access Rights
open access
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Study of Classroom Practice of the Center for Japanese Language and Culture Osaka University / Vol.22