⽇本の家計は本当に貯蓄しなくなったのか？

⼩原, 美紀; ホリオカ, チャールズ ユウジ

Institute of Social and Economic Research Discussion Papers, 2024, 1254, 1-15

Number of Access:306（2025-09-04 22:56 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://hdl.handle.net/11094/98228

Item Information

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Title
⽇本の家計は本当に貯蓄しなくなったのか？
Are Japanese Households Really Not Saving Anymore?
ニホン　ノ　カケイ　ハ　ホントウ　ニ　チョチク　シナクナッタ　ノカ
Creator
NRID
1000080304046 1000080304046
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mkohara mkohara
Scopus Author ID
7006747197 7006747197
CreatorName
⼩原, 美紀 ; Kohara, Miki
NRID
1000090173632 1000090173632
CreatorName
ホリオカ, チャールズ ユウジ ; Horioka, Charles Yuji
Subject
家計貯蓄
家計消費
ライフサイクル仮説
貯蓄⽬的
⽼後貯蓄
予備的貯蓄
計画貯蓄
家計管理
消費税
⽇本⼈⼥性
JEL
D12
D14
D15
E21
G51
H31
Abstract
この章では、『消費⽣活に関するパネル調査』を⽤いて、2000年以降の⽇本の有配偶⼥性世帯の家計貯蓄率の実態と動向を整理する。貯蓄意欲を捉えるために、⽉間の世帯収⼊に対する⽉間の貯蓄の⽐率に着⽬した分析の結果、⽇本の既婚世帯の⽉間家計貯蓄率は⼀貫して低下しているのではなく、2000年以降で⾒れば家計貯蓄率は下げ⽌まっていることがわかる。また、同⼀個⼈のライフサイクルでの貯蓄率を⾒ると、40歳代後半にかけて家計貯蓄率は下がっていき、それ以降は少なくとも 50代にかけて増加に転じる。さらに、1960年代⽣まれの世代と⽐べて、それより遅く⽣まれた世代で貯蓄率は低い傾向にある。そして、これらの家計貯蓄率は、所得階層が低い家計、妻の教育年数が短い家計、⼦供のいる家計、家計管理をしていない家計で低いことがわかるが、これら家計の特徴の差だけでは家計貯蓄率を説明することはできず、経済状況や社会環境も⼤きな影響を与える。たとえば、所得が増えた時にどれぐらい貯蓄率を増やすかという「貯蓄性向」は、税制の変化の影響を受ける。
Publisher
The Institute of Social and Economic Research, Osaka University
Source Title
Institute of Social and Economic Research Discussion Papers
Volume (Issue)
1254
Page
1-15
Date of Issued
2024-09
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/98228
PISSN
0473453X
eISSN
24350982
Relation.references
URI
https://www.iser.osaka-u.ac.jp/static/resources/docs/dp/2024/DP1254.pdf
Access Rights
metadata only access
Category
ディスカッション／ワーキング・ペーパー DP/WP
Institute of Social and Economic Research Discussion Papers