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道成寺(どうじょうじ)

「道成寺」は『今昔物語集』などにみえる道成寺説話に取材した能で、恋ゆえの女の執念を「乱拍子」「鐘入り」といった印象的な場面をつなげて視覚的に描いた作品。作者不明。廃曲の「鐘巻」(黒川能では演じられている)を改作した作品で、16世紀初頭までには成立していた。ここには須田画伯が描いた22枚すべてをかかげた。