児童が考える「思いやり」行動とはどのような行動か : 小学生を対象にした自由記述調査から

山村, 麻予; 中谷, 素之

大阪大学教育学年報, 2012, 17, 31-44

Number of Access:2,862（2025-06-12 18:29 Counts）

Identifier to cite or link to this item: https://doi.org/10.18910/12065

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aes17-031 pdf None 1.05 MB 24,296 2012.09.22  

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Title
児童が考える「思いやり」行動とはどのような行動か : 小学生を対象にした自由記述調査から
What is the prosocial behavior for children? : Through analyses free answer of children
ジドウ ガ カンガエル オモイヤリ コウドウ トハ ドノヨウナ コウドウ カ ショウガクセイ ヲ タイショウ ニシタ ジユウ キジュツ チョウサ カラ
Creator
NRID
1000070745190 1000070745190
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yamaasa yamaasa
CreatorName
山村, 麻予 ; ヤマムラ, アサヨ ; Yamamura, Asayo
NRID
1000060303575 1000060303575
CreatorName
中谷, 素之 ; ナカヤ, モトユキ ; Nakaya, Motoyuki
Abstract
現在，教育現場や家庭において，子どもの「思いやり」が重要視されている。「思いやり」行動の具体的内容について検討した先行研究では，大人は「他者のことを考えて行動する」ことを「思いやり」のある行動だと認識していることを明らかにしている。しかし，子どもを対象とした同様の研究は，近年ほとんど行われていない。本研究は，小学校4 年生と6 年生（計186名）を対象に自由記述形式の質問紙調査を実施し，「『思いやり』のある行動とは，どのようなものか」を記述させることで，児童の考える「思いやり」行動（向社会的行動）の具体的内容を明らかにすることを目的とした。その結果，児童の回答から，向社会的行動は5 つのカテゴリーに分けられた（行動的援助，心理的援助，協力的行動，緊急的行動，非表出的行動）。成人期と共通して，「行動的援助」が最多であったが，児童の考える向社会的行動の特徴として，集団生活の中で生じる「協力的行動」が含まれることが示された。また，児童期後期になると，日常的な態度や非表出的な行動も，「思いやり」行動として挙げるようになることが明らかになった。
Publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
Department of Education, Graduate School of Human Sciences, Osaka University
Source Title
大阪大学教育学年報
Annals of educational studies, Osaka University
Volume (Issue)
17
Page
31-44
Date of Issued
2012-03-31
Language
Japanese
Handle URL
https://hdl.handle.net/11094/12065
DOI
https://doi.org/10.18910/12065
PISSN
13419595
NCID
AN1055404X
Access Rights
open access
oaire:version
Version of Record
Category
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
Annals of Educational Studies, Osaka University / Vol.17